走る底辺男

この大会を知ったのは3年前のこの時期。それから毎年エントリーしようか直前まで悩むが結局は勇気がなく断念してしまう大会。

その名は、

『全国民泊マラソン』in智頭町

鳥取県八頭郡智頭町で行われる30キロレースであるが順位計測はなく地元の人たちとのふれあいを楽しむというイベントのようなレースである。

第一回大会は平成26年9月に行われ毎年100人ほどの参加者がいるらしい。

最大の特徴は前日に地元の民家に「泊まる」ということにある。ランナー数人が1グループとなり民家にお邪魔するという形となってそこの家庭、他のランナーたちとの交流を深める。

自分にとって敷居が高く感じるのはこの「民泊」である。普段は孤独に走っている私ですが、他のランナーと交流してみたいという気持ちがありこのイベントに魅力を感じる一方、人と関わるのが苦手なので一歩踏み出す勇気がない。

金を払っているとはいえ人様の家にお世話になるわけだ。土産の一つでも持参した方がよいのか？いや、もしそういったことを私一人が勝手にしてしまったら浮いた存在になってしまわないか?ホテル、旅館と同じ感覚で気を遣うべきではないのか？おそらくこういった類のイベントはリピーターが多いため初参加の私が馴染めるのだろうか？

同じ趣味を持った人の集まりなので会話には困らないだろうが民泊という未体験の行為に対して色々と考えてしまうところがあり勇気が出ず今年もエントリー期間が過ぎようとしている。