2019年08月08日
大腸CTアカデミア リンパ節転移診断の感度は74%!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
2019年9月8日(日)に開催されます!
身につけるべき最新情報を
今回も企画しています!
是非ご参加くださいね。
事前参加申込み
受付専用メール: gaia15.sapporo@gmail.com
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 541 −
Maupoey Ibanez J, et al. Accuracy of CT-Colonography in the preoperative staging of colon cancer. A prospective study of 217 patients. Colorectal Dis. 2019 Jun 4. doi: 10.1111/codi.14724. [Epub ahead of print]
人生で3度目の新幹線通勤をしております。
しかも、その距離がだんだん伸びています笑
それでは、論文
「大腸CT検査による大腸癌術前ステージングの精度
217名の患者による前向き研究」のご紹介です。
【アブストラクト】
結果:
大腸CT検査はすべての大腸癌を検出し
部位診断の正診率は92.4%であった。
大腸CT検査によって14.3%の患者で
外科の治療計画が変更となった。
深達度診断として
T3/T4とT1/T2の鑑別は87.1%で可能であり
感度は88.5%
特異度は84.1%であった。
(カッパ値:0.71)
ハイリスク病変(5mm以上の深達度を有するT3、
およびT4病変)の正診率、感度、特異度は
それぞれ、82.7%、86%、80%であった。
(カッパ値:0.65)
リンパ節転移診断(Nステージ)
の正診率、感度、特異度は
それぞれ、69.3%、74%、67.1%であった。
(カッパ値:0.37)
(感想)
カッパ値とは複数の評価者の一致率をみているもので
この数値が1に近づくほど複数の評価者の評価が同じで
0に近づくほど複数の評価者の評価がバラバラということになります。
詳しく知りたい方はこちら
深達度診断に比べて主観的になりやすい
リンパ節転移診断の方がカッパ値が小さくなるのは
頷けますね。
この研究のリンパ節転移診断の精度は
かなり良い成績だと思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31161677
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ご質問もお待ちしています。
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メリット
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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T3/T4とT1/T2の鑑別は87.1%で可能であり
感度は88.5%
特異度は84.1%であった。
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およびT4病変)の正診率、感度、特異度は
それぞれ、82.7%、86%、80%であった。
(カッパ値:0.65)
リンパ節転移診断(Nステージ)
の正診率、感度、特異度は
それぞれ、69.3%、74%、67.1%であった。
(カッパ値:0.37)
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頷けますね。
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