2019年05月21日
大腸CTアカデミア SSA/Pは通常の腺腫に比べて長速度はゆっくり!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
2019年9月8日(日)に開催されます!
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今回も企画しています!
是非ご参加くださいね。
事前参加申込み
受付専用メール: gaia15.sapporo@gmail.com
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PubMedから、今日のつぶやき − 485 −
Pickhardt PJ, et al. Volumetric growth rates of sessile serrated adenomas/polyps observed in situ at longitudinal CT colonography. Eur Radiol 2019 Feb 11. [Epub ahead of print]
新しい科学技術が出現すると、健康に悪いというデマが出ますね。
古くはエジソンがテスラの交流の発明に対し害があるとかありましたし、
今回は5Gが癌が引き起こすというデマです。
解説にもあるように心配はないでしょうね。
それでは
論文「大腸CT検査の経時的観察による鋸歯状病変SSA/Pの成長速度」
のご紹介です。
【アブストラクト】
結果:
病変のボリュームが年率20%以上増加した場合を
有意な成長とみなした場合、
成長を認めたのはSSA/Pで22%
腺腫で41%であった。
病理組織学的に異形成または癌は
SSA/Pでは認めなかった。
結論:
SSA/Pは通常の腺腫に比べて
初回検出時の病変サイズが大きいにもかかわらず
成長速度はゆっくりであった。
SSA/Pの成長速度が遅いことは
SSA/P由来の癌が
より高齢の患者で多いことと関係しているのかもしれない。
今回の知見は内視鏡検査によるサーベイランス戦略を
決める上で有用になり得る。
現在のサーベイランスガイドラインは
ナチュラルヒストリーのデータを組み入れていない問題点があるからである。
(感想)
さらにデータの積み上げは必用ですが
面白い知見ですね。
大腸CT検査の検査間隔を決めるうえでも
大切な知見です。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30741343
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
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ご質問もお待ちしています。
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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