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2020年12月08日

大腸CTアカデミア サージカルマスクの使用は、エアロゾルが生成後に拡散するするのを予防する!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度がはじまりました!!

類似の認定制度が発足したそうです。
混合しないようご留意ください。

日本消化器がん検診学会の大腸CT検査技師認定制度は
・60年以上の歴史がある学会で実施しており継続性が高いです。
・5年以上かけて十分に議論・審議されてきた制度です。
・施設認定制度があります。
・制度を運営している大腸CT検査技師認定委員会は診療放射線技師と医師の双方が参加してます。

日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆





PubMedから、今日のつぶやき − 864 −

2)
Lazaridis N, et al. "Double-surgical-mask-with-slit" method: reducing exposure to aerosol generation at upper gastrointestinal endoscopy during the COVID-19 pandemic. Endoscopy. 2020 Oct;52(10):928-929. doi: 10.1055/a-1198-5471. Epub 2020 Sep 23. PMID: 32967022; PMCID: PMC7516391.




上部内視鏡検査時のエアロゾル拡散防止シリーズです。

追加ご紹介のその2
「「スリット付き二重サージカルマスク」法:COVID-19パンデミック下の上部消化管内視鏡検査におけるエアロゾルの低減」
です。

【本文】
サージカルマスクの使用は、エアロゾルが生成後に拡散するするのを予防する[4]。

我々はこの原則をもとに、入手が容易で安価な材料であるサージカルマスクを用いて、上部消化管内視鏡検査・治療中の潜在的に感染性する可能性のあるエアロゾルへの曝露を減らすようにした。

エアロゾルにリスクの曝露のリスクがどの程度軽減するか計測するための研究が必要ではある。
我々の野経験から、今回紹介した方法は、日常診療で容易に用いることが可能である。

(感想)
マスクの有用性については、時々熱い議論がみられます、

引用論文[4]では、COVID-19の感染予防に市中の市民、医療従事者、そして患者に有用であるとシステミックレビューで述べています。


マスクが感染予防に有用であれば、内視鏡を受ける患者さんに着用させることも理にかなっているわけですね。

スリットからエアロゾルの拡散がほとんどないという前提ではありますが、主観的な経験上ではやはりエアロゾルの拡散は著しく少なくなると個人的には感じています。

コストも許容範囲であれば医療従事者を守るためにも、一重あるいは二重(切る方向などの掲載はありませんでした)のマスクを用いることは有用な選択肢になりえると信じています。

ESGEのウェビナーでもウィズコロナでの内視鏡の扱いについて議論されています。
ご興味のある方はこちらからどうぞ。

次回から別の論文を取り上げますね。

それでは、また。


原文
2)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32967022/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。















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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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