2020年08月03日
大腸CTアカデミア 1980年から2015年にかけて医学部志願者数は2.5倍に増加したが、医学部の入学定員は横ばいに近い
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第59回消化器がん検診学会総会
2020年9月30日(水)、10月1日(木)
会場 九州大学医学部 百年講堂
事前参加登録が始まりました!
パネルディスカッション2
「これから求められる大腸CT検査 −放射線医、消化器科医、技師の役割からみた現状と課題-」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 778 −
Takaku, R. How is increased selectivity of medical school admissions associated with physicians’ career choice? A Japanese experience. Hum Resour Health 18, 38 (2020). https://doi.org/10.1186/s12960-020-00480-0
それでは論文
「医師になるために医学部を希望する学生はどのように増え、医師のキャリアに影響しているか? 日本の事例」
のご紹介です。
【背景】
日本では、若い医師は高度医療に高い関心を持っているものの、家庭医学(プライマリケア)にはあまり関心がないと言われている。
日本の「失われた10年」(つまり、1991年からの長期不況)の間に、医師という職業は日本の高校生の間で不況に強い進路だと見なされるようになった。
Chenらは、医師は他の高給の職業よりも経済変動の影響を受けにくいと指摘している(補足参照)。
安全性と高給が担保された高度専門職として、日本の医学部への現在の志願者数は、入学定員数を大幅に上回っている。
全国統計によると、1980年から2015年にかけて志願者数は2.5倍に増加したが、入学定員は横ばいに近い(大幅には増えていない)。
この事実は、医学部の選択に大きな変化をもたらした。
時代の流れにつれ、以前は希望者が少なかった医学部の入学者に要求される学力は劇的に増加した。
たとえば、順天堂大学医学部の偏差値は1980年では50だったものが、2017年には70まで上昇した。
これは、この医学部の偏差値が2SD(標準偏差)増加したことになる。
(補足)
Chen A, Sasso AL, Richards MR. Graduating into a downturn: are physicians recession proof? Health Econ. 2018;27(1):223–35.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28660643/
(感想)
医師をひとまとめに高給としているのには大きな抵抗がありますが、ひとくくりにしてしまうとこういうようになってしまうのでしょうね。
それでは、また。
原文
https://human-resources-health.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12960-020-00480-0
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【118名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
第59回消化器がん検診学会総会
2020年9月30日(水)、10月1日(木)
会場 九州大学医学部 百年講堂
事前参加登録が始まりました!
パネルディスカッション2
「これから求められる大腸CT検査 −放射線医、消化器科医、技師の役割からみた現状と課題-」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 778 −
Takaku, R. How is increased selectivity of medical school admissions associated with physicians’ career choice? A Japanese experience. Hum Resour Health 18, 38 (2020). https://doi.org/10.1186/s12960-020-00480-0
それでは論文
「医師になるために医学部を希望する学生はどのように増え、医師のキャリアに影響しているか? 日本の事例」
のご紹介です。
【背景】
日本では、若い医師は高度医療に高い関心を持っているものの、家庭医学(プライマリケア)にはあまり関心がないと言われている。
日本の「失われた10年」(つまり、1991年からの長期不況)の間に、医師という職業は日本の高校生の間で不況に強い進路だと見なされるようになった。
Chenらは、医師は他の高給の職業よりも経済変動の影響を受けにくいと指摘している(補足参照)。
安全性と高給が担保された高度専門職として、日本の医学部への現在の志願者数は、入学定員数を大幅に上回っている。
全国統計によると、1980年から2015年にかけて志願者数は2.5倍に増加したが、入学定員は横ばいに近い(大幅には増えていない)。
この事実は、医学部の選択に大きな変化をもたらした。
時代の流れにつれ、以前は希望者が少なかった医学部の入学者に要求される学力は劇的に増加した。
たとえば、順天堂大学医学部の偏差値は1980年では50だったものが、2017年には70まで上昇した。
これは、この医学部の偏差値が2SD(標準偏差)増加したことになる。
(補足)
Chen A, Sasso AL, Richards MR. Graduating into a downturn: are physicians recession proof? Health Econ. 2018;27(1):223–35.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28660643/
(感想)
医師をひとまとめに高給としているのには大きな抵抗がありますが、ひとくくりにしてしまうとこういうようになってしまうのでしょうね。
それでは、また。
原文
https://human-resources-health.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12960-020-00480-0
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【118名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10069754
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック