2020年07月30日
大腸CTアカデミア 学部の難易度の増加により、急性期病院で働くことを選択する率が上がり、開業やプライマリヘルスケアを選択する率が下がる!?
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新規大腸CT検査技師認定に必要な大腸CT検査教育研修会・
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現在学会でなくても学会申し込みと上記の申込みを7月31日までに行えば、来年度の認定手続きで、今回の研修会やトレーニング実績が使用できますよ!
今年はウェブ開催なので、この機会に忘れずにお申し込みくださいね。
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PubMedから、今日のつぶやき − 776 −
Takaku, R. How is increased selectivity of medical school admissions associated with physicians’ career choice? A Japanese experience. Hum Resour Health 18, 38 (2020). https://doi.org/10.1186/s12960-020-00480-0
こんにちは!
それでは論文
「医師になるために医学部を希望する学生はどのように増え、医師のキャリアに影響しているか? 日本の事例」
のご紹介です。
【アブストラクト】
結果:
1980年から2017年の間に、医学部の平均偏差値は58.3から66.3に増加し、入学希望者が大幅に増加したことを示している。
実証的な結果から、医学部の難易度の増加により、急性期病院で働くことを選択する率が上がり、開業やプライマリヘルスケアを選択する率が下がることが示された。
入学の厳しい医学部(偏差値が65以上)を卒業すると、いわゆる7対1一般病院といった一般的な急性期病院で働く率が大幅に増加し(オッズ比 1.665 2、95%CI 1.444 0–1.920 4)
プライマリケア施設で働く率が減少した(オッズ比 0.602 6、95%CI 0.441 2–0.823 0)。
また、専門医を取得する比率にも関連した(オッズ比 1.294 6、95%CI 1.108 8–1.511 4)。
(補足)
7対1一般病院の説明について
http://kango-net.luke.ac.jp/community/mame/n01.html
(感想)
なかなか面白い切り口ですね。
ただ不況に強いと言われていた医療の世界も、コロナ禍でそうでもないことがあることが分かりました。
さらに医学部の定員も大幅に増えています。
こうした影響もあるのか、SNSで若手ドクターのつぶやきを読んでいると今後は今回の検討結果と異なる傾向が生まれるような気もしています。
それでは、また。
原文
https://human-resources-health.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12960-020-00480-0
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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プライマリケア施設で働く率が減少した(オッズ比 0.602 6、95%CI 0.441 2–0.823 0)。
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原文
https://human-resources-health.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12960-020-00480-0
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