2020年03月05日
井沢 満さん
井沢 満(いざわ まん)さん。
本名:井澤 満(いざわ みつる)日本の脚本家、小説家。
代表作としてテレビドラマの脚本ではNHK連続テレビ小説『いちばん太鼓』『青春家族』の脚本を。
『君の名は』の脚本も手掛けており、日本テレビ系列のドラマ『外科医有森冴子』の脚本にもかかわっています。
私が井沢 満さんを知ったのはラジオでした。
1976年4月から始まった、「一慶・美雄(いっけい・よしお)の夜はともだち」。
このワンコーナーに、『あなたのハロー・グッバイ』というのがありました。
聴者からの投稿で、淡い出遭いから別れまでを朗読するコーナーでした。
この脚色をしていたのが井沢 満さんです。ラジオだから「脚色、いざわまん」と紹介します。
それだけ聞いて私は『あなたのハロー・グッバイ』が恋愛談という性格上、井沢 満さんが女性だと思っていました。確かにテレビで拝見すると女性的な印象を受ける方です。
まだ小学生だった私は小さいなりに、ときに感動して聞いていました。
小学生としては遅い時間帯のコーナー。心して聴いていました。
コーナーのオープニングはスローなハーモニカにアコースティックギターの伴奏。
エンディングはアップテンポでいて感傷的なフルートにストリングスの裏旋律。ラストはハープが入っていたと思います。
大好きなコーナーだったので、録音したカセットテープがあるはずです。探せば。
ぜひお耳に入れたいのです。しかしデータに取り込む器材、ソフトがありません。
できればいつか、どこかにアップロードしてお披露目したいと考えています。
中でも感動したのが「かっぱリングは盗みのテクニック」という投稿でした。
「かっぱリング」とは「かっぱらい」を進行形に、また名詞にしています。
「かっぱらい」はもちろん良いことではありません。
が、その出逢ったカップルは、確かスイカか何かを盗むことで青春を謳歌した。
そんな作品だったと思います。
私のようにもう、“たしなめる年齢”になってしまえば、できる悪いことなんてそうありません。
でもね、誰にでも青春はあります。ありました。
私がまだ車に初心者マークを貼る必要があった頃です。
貼っていませんでしたけど。
あれ、免許取ったら初めは貼りたいんです。
でも三日も経つと恥ずかしくなってくる。そして外す → 運悪く捕まる。
でもやっぱり恥ずかしくて貼りたくないから、タイミングを見計らって、いつか貼らなくなる。
そんな頃、ある女性に出逢いました。
なんか逢った途端に、この子とは何かあると感じました。
しかし、ふたを開けてみると、それは略奪愛でした。若かったんです。私も。
きちんと付き合い始めて車でどこか行くことが多くありました。
あっちはまだ高校生。車に乗る社会人というのに憧れがあったといいます。
そして
車でドライブしながら夜、道路周辺にある何かを“かっぱリング”しました。
何か、というのはここでは書けません。時間が経っても悪いことは悪いことです。
彼女を見張りに立て、私が外して、急いで車まで走って行きます。
車に積むまではあまり気になりません。しかし家に持ち帰ると道路周辺の物は大きくてビックリ。
それほど大きくないものも。イルミネーション。
ひとつだったら私だけなので、もうひとつ頑張って彼女にプレゼント。
若気の至り。
しかしあれほどの盛り上がりは、、。
今日、仕事で井沢さんという人に逢いました。
井沢さんから、井沢 満さんを連想し、『あなたのハロー・グッバイ』を思い出し、そしたら、このことが結び付きました。私だって「かっぱリング」していたこと。
ラジオで聞いてからもう、7〜8年経っていました。
思いもしませんでしたけど、あのラジオから後に私も「かっぱリング」することになるなんて。
といってももう、あれから軽く30年は経っています。今の7〜8年なんて、悲しいかなそう長い期間ではありません。
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