2020年01月19日
酒と肝臓
友がまた入院しています。明日見舞いに行ってきます。
友というのは49歳のとき知り合った同い年のダンディな男。
私とはまったく違う人生を歩んできた彼です。しかし価値観が似ているというのか、意見がぶつかったことがありません。よく、大人になると親友ができづらいとかいいますが、お互いに親友だと思っています。
そんな彼は酒が大好きで時間があれば昼から飲んでいます。
1/4ロシアの血が入っている彼は酒が強く、酔ったのを見たことがありませんでした。
しかし彼の場合、飲み方が違います。
石原裕次郎がそうだったように、酒が水代わりなんです。
一度、一緒にコールセンターを移ることになり、当時の会社を早退して次の会社のマネージャーと話しに行くとき、会社を出てまずコンビニで発泡酒を買い、歩きながら飲みます。
飲んだままマネージャーと交渉し、帰るときにもビルの1階にあるコンビニでまた発泡酒を買い、駅まで歩きながら飲みます。
どんな仕事も大変だと思います。特に同じ作業を繰り返す仕事は飽きが来ると思うんです。
実はコールセンターの発信もそうで、いつも違う人と話すのですが、だんだん単調作業だと感じるようになってきます。一時期、そんな単純作業に飽き飽きしてしまい、価値観が共通する友と会社を早退しては昼から飲みに行く生活をしていました。飲み放題のハシゴをするのです。
しかし、昼から飲む酒というのは何か違いますね。
体に与える負担が大きいと思います。
酒もタバコも美味いものほど体に悪影響を及ぼします。
同じ酒でも昼に飲む美味い酒は特に、体に負担がかかると思うんです。
だんだんと肝臓が悪くなっていることを、私も自覚するようになっていきました。
医師からは肝臓の線維化が始まっており、このままでは肝硬変になりますよと。
友との飲み放題ハシゴはなくなりました。しかし飲み放題も今ではあまり飲めなくなりました。
友はもう何年も前から肝硬変です。
入退院を繰り返すようになり、今では正常に機能している肝臓も残りわずか。
そんな友がとても心配なんです。
私が医師にかかるようになったのは、2003年のことです。
初めは高血圧症でした。それが一時期はアルコール性脂肪肝にも。
今は高血圧症と高い中性脂肪値、あと尿酸値を下げる薬を服用しています。
どれも酒をやめれば改善されるのかもわかりません。
でも好きな酒をやめてまで長生きして何が面白いというのでしょう。
それでも医師に相談すると、昼飲む酒と夜の酒は区別をしてくれません。
私からすれば絶対に、昼から飲む酒は夜の酒より悪いと体感しているのに。
それは昼から酒を飲む医師ではないからだと思っています。
医学界に昼から酒を飲む研究者がたくさんいれば、それも実証されるのでは。
逆に、医者の不養生といいますが、タバコを吸う医師はいるようですね。
以前いたセンターのビルから100mくらい先に、同じ高さにある病院の屋上が見えました。
昼になるとその病院の屋上に“のろし”が上がります。見ればタバコを吸っている白衣姿の男だったんです。
病院の横には“敷地内禁煙”の看板があるのに。
許す!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9571628
この記事へのトラックバック