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2020年01月19日

強制


 強制って、思わぬところへ事態を向かわせますね。

 人の心を縛ることなんてできないんですから、強制することなんて不可能です。
できるとしたら、その人の命を脅かすことでしかないと思います。北朝〇や、中〇のように。

昔、ある公共施設のこけら落としに、コンサートを主催したことがありました。
私のことがバレるといけないので、誰のコンサートか書けません。
が、我々世代で知らない人はいないと思います。

それなりの人でしたから、前売りチケットの金額もそれなり。
といっても、もう30年以上前です。確か5,000円でした。

主催したのは私が所属していた団体です。
団体の長は2年任期です。

その年、長は1年目でかなり気合が入っていました。
結果、出てきたのは団体の理事は全員10枚を強制買取り。

でも人口の少ない田舎町ではチケットを
「買う人より売る人の方が多いんでは?」
と錯覚してしまう現象が避けられません。

また、普段から付き合いのある人に何かを買ってもらうというのも難しいもの。
そこで起こったことは、ある一人の理事がチケットをタダで配ってしまいました。売るのではなく。
「どうせ買取りになるのだろう?」
と。

そうなると理事が全員、強制買取りという意味が違ってしまいます。
コンサートは無事に終了しました。
しかしコンサートの成功とは別に、大きな汚点を残してしまったのです。

 近いものに郵便局に勤務する人たちが年賀ハガキの販売に苦労しているようですね。
実質ノルマなのでしょう。これも田舎では買う人より売る人が多くなる現状です。

この二つ、良くないことがあります。
それは強制ということで、言い方を変えると“逃げ道”がないんです。

 昔、山岡荘八のマンガ、“伊達政宗”を読みました。
伊達政宗は素晴らしい君主でしたが、若い頃に失敗もしています。
それは敵に逃げ道を作らなかったこと。ぐうの音も出ないほど、徹底したことです。

緻密、周到なことは良いですが、100%はやりすぎなんですね。
これは対人関係でも同じです。

言い訳
言い訳はよくないとか、言い訳をしない生き方もあります。
しかし言い訳くらい聞いてあげたって良いじゃないですか。

言い訳もいちいち詰めていたら、その後に買うのは反感だけです。
一度持ってしまった反感を抑えられるのは、あってはならない某国の仕打ちです。
でも仕打ちだって強制のうち。

 伊達政宗というと昭和62年、NHKの大河ドラマで“独眼竜政宗”がありました。
その中で好きなセリフがあります。これは政宗の父、輝宗が政宗に言った言葉です。

「敵の強きを見て恐れてはならん。敵の弱きを見てあなどってはならん。」

人の予見というのは浅はかで、物事を呑み込んでいるようでそうではないんですね。












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posted by CSおじさん at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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