コールセンターおじさんのブログ

今日、仕事で絶対におかしな敬語を聞きました。
それも、携帯電話のアナウンスで。

先日も不可解なことに書いた、
「“待ちうた” や、“メロディーコール” のとき、まず間違いなくコール音のみで、お客様が電話に出られることはありません。」

これと似た現象で、
いわゆる「圏外」のアナウンスは今まで100％、DoCoMoでした。

「こちらはNTTドコモです。お架けになった電話は、電波の届かないところにあるか、電源が入っていないため、かかりません。」
これです。

なぜ皆ドコモなのか不思議だったのですが今日、初めてソフトバンクの圏外を聞きました。
auはまだ聞いたことがありません。
ところが、、

「こちらはソフトバンクです。お架けになった電話は、電波の届かないところにいらっしゃるか、電源が入っていないため、かかりません。」

まて！

その、いらっしゃるのは「電話」？？
ソフトバンクも電話がひとつの商売ですから、電話を大切にするのはわかります。
でも、
電話を敬うのは行き過ぎでしょう。
敬語は「人」を敬うもので、電話は人じゃない。

チューリッヒの、
「お電話、お待ちしています。」
に始まる二重敬語は、各社それに続けでもう、止めようがないと思います。

そこへソフトバンクよお前もか？
で、
孫正義さんは、どこまで知っているのか、、、

今朝の新聞で、1兆円超の利益を上げたソフトバンクとトヨタ。
企業にとって収益を上げるのは必要不可欠なことでしょう。
しかし、
私にとってはその前に大切なことを怠っている気がしてなりません。

言葉が時代とともに変わっていくのは仕方のない事実としても、例えば二重敬語のように、きちんと意味のある文化が、なくなっていくのは寂しい気がしてしまいます。

明日は
「3は濁る！」
を書きたいと思います。

ところで、
「電話をお呼びしましたが、お出になりません。」
というメッセージをときたま耳にします。
もしかすると、これがauなのでしょうか、、、、
携帯電話のシェアからすると頻度として、そうかな？　と、、、、