2019年11月30日
酒
私が初めて飲んだアルコールはビールでした。
年齢の話は抜きにして、まずしばらくビールばっかり飲んでいました。
飲みに行く。買ってきて飲む。または酒の卸問屋に勤務していた叔父からケースでもらったものを飲む。
この頃、中学時代の同級生たちはウィスキー、中でも国産の安いバーボンを飲んでいたようです。
私もときどき加わって飲むのですが、ウィスキーは飲めませんでした。
飲む頻度が増えてくると、もっと安い酒を探すようになります。
そして焼酎に落ち着いてからは焼酎を飲む期間がずっと続きました。
焼酎は20度で720ml入りの瓶を自動販売機で買って飲んだのが始まりです。
当時は720mlの瓶が1本520円、1本あれば2〜3日持ったと思います。
しかし一度やけ酒になり、一晩で飲んだときにはぐでんぐでんに酔っ払い暴れました。
翌日は尋常でない二日酔いに襲われ、焼酎は抜けが良いというのはウソだと思ったほどです。
が、今はいつも通りに飲んでも一晩でなくなります。
またその当時、日本酒を飲んでみようということになり、友人と深夜まで飲み続けました。
友人は
「俺は日本酒が飲める!」
そう自慢していたことから、当時は日本酒がハードルだったと思います。
翌朝、私は二日酔いで、友人は少し遠いところから遊びに来ており、友人を送ったあと私は部屋で横になったまま、動けずにいました。
そのとき聞いていたのは友人からもらったカセットテープ、オーストラリアのロックバンド、AD/DCのFor Those About to Rock (We Salute You)で、この重たいロックを聞くと、あのときの二日酔い感覚を今でも思い出します。
(YouTube :AC/DC)
この頃はまだ好きな酒と苦手な酒があり、苦手な酒はこれから克服しなければならない課題でした。
それが組織に入会して、役員になり飲みに出る回数が増えてくると、ビールばかり飲んでいれば今度は喉が渇くようになり、実はビールと相性は良くないのかと思うようになりました。
飲みに行くと、最初はビールで乾杯。
やがてウィスキーの水割りに落ち着いていきます。
また、ウィスキーも飲んでいるうちに好きなものと嫌いなものに分かれました。
好きなのはニッカ。苦手なのはサントリーです。
最終的にバーボンに近い、テネシーウィスキーのジャックダニエルが一番で、飲み方はロック。
水割りならニッカのスーパーニッカです。(どちらもあまり高級なウィスキーではない)
スーパーニッカの水割りなら、時間制限なしでいつまででも飲んでいられます。
日本酒を制覇したのは、昔住んでいた雇用促進住宅で自治会(町内会のようなもの)の役員をしていたとき、会長と徹夜で飲み明かしたときです。
夏だったので、ラジオ体操のシーズン。
雇用促進住宅は、いわば団地なので子供たちのいる家庭も数ありました。
初めはまさか徹夜になると思いませんでしたが、夏なので3時を過ぎた頃にはもう外が明るくなってくるので、
「ここまで来たら、ラジオ体操まで飲もう!」
と、そのままの勢いで飲み続けました。
飲み続けた、、といっても日本酒は冷(ひや)なら特に、ちびちびやるものだと学びました。
ちょうど会長と私は翌朝、ラジオ体操の当番で、広場にラジオを用意して子供が持参したカードに、昔ならハンコを押すところ、シールを貼る役割でした。
ラジオ体操が終ると、会長と共に家に帰り、それから寝ました。
そうやってアルコールはひとつひとつ克服していきました。
今ではビールでも最後までいけます。
アルコールといってもいろいろありますが、最終的に克服するのはアルコールの種類にペースを合わせることだと思っています。
種類というのは、ウィスキーあり、日本酒あり焼酎あり、ビールもあります。
ウィスキーにはストレート、ロック、水割りがあります。焼酎もそう。
日本酒には熱燗、冷(ひや)、ロックにして飲む人もいます。
上戸がいれば下戸もいます。
いずれもそれぞれ、自分に合ったペースがあると思うのです。
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