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2019年10月24日

LED


 LED:発光ダイオードですね。

 今は開発が進み、部屋の照明、車や自転車のライトをはじめ、幅広く使われるようになりました。
まして白熱電球のように切れることがまずなく、発熱も小さなことから消費電力も少なく、経済的です。

ですが私の車は古いのでまだLEDではありません。
ガソリンスタンドで給油をして帰ろうと思ったらスタンドの店員さんに
「〇〇さん、テールランプが切れています!」
と、電球の交換を余儀なくされたことがありました。
LEDに比べると時間もお金ももったいないです。


 もともとダイオードは整流作用を持つ電子素子(電気部品)であり、電気を順方向にしか流さない性質があります。このため、交流の電気を直流にする整流回路などに使われています。

交流の電気は、プラスとマイナスが常に入れ替わっています。
代表的なものは家のコンセントで、よく電化製品には50/60Hzと書いてあるのを見ることがあると思います。
50Hz(ヘルツ)とは、1秒間に50回、プラスとマイナスが入れ替わります。

家庭用のコンセントは100V(ボルト)。
入れ替わるといっても、100V、-100Vと瞬時に反転するのではなく、
正弦波(サインカーブ)↓
Sine_Cosine_Graph.png

こんな感じで電圧が変化します。
(青い点線は関係ありません。)

50Hzと60Hzの違いは、静岡県の富士川を境に、東日本では50Hz、西日本では60Hzとなっています。
なぜこうなったのか、明治時代に電気事業が始まったとき、関東ではドイツから50Hzの発電機を輸入し、関西ではアメリカから60Hzの発電機を輸入たことによるとされています。

交流の良いところは、プラスとマイナスの電極に区別がありません。
家庭用のコンセントは左右どっちに差し込んでもきちんと動きます。

白熱電灯などの電球はこれで良いのですが、モーターはどっちに回ったら良いかわかりません。
正しくは:右に回ろうとした途端、今度は左に回ろうとして結果、うなるだけで回らないでしょう。
その点、乾電池は直流なので常にプラスとマイナスが分かれているから、モーターはしっかり回ります。

しかし家庭用電化製品は掃除機でも洗濯機でも冷蔵庫でもモーターはしっかり回っています。
これが家電製品の中にある、交流を直流にする整流回路の働きです。

 この整流作用をもつダイオードの中でも光を発するものが発光ダイオード = LEDです。

発光ダイオードは1962年にまず赤色が発明されました。1972年には黄色。
しかし青色は難しく、1990年前半に日本人により発明されました。
これで光の三原色、赤・緑・青ができるようになり、画面への応用ができるようになりました。

この発光ダイオード、LEDといえば何を想像するでしょうか。部屋、浴室、廊下などの照明もありますが、
私はテレビやパソコン、インクジェットプリンタなど、テレビであれば電源ランプ、パソコンであればハードディスクのアクセスランプといった、インジケータを思い出します。

ただ、その青色の発光ダイオードができてからというもの、特にパソコンではやたらと青のLEDが多く、馬鹿の一つ覚えのような気がしてあまり好きではありません。

 LEDとは関係ありませんがインジケーターといえば、まだ車のメーター類がアナログだった頃、1980年前後の日産スカイライン ジャパンが採用していたオレンジ色の照明が大好きでした。












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posted by CSおじさん at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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