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2019年09月15日

神棚


 我が家の神棚です。

IMG_7085.JPEG

 立派ではありませんが昔、亡父が家を新築したとき購入したものなので、もう44年目になります。
我が家は神道(しんとう)です。お寺の檀家ではなく、神社の氏子というのでしょうか。いわゆる神式です。

昨日、母の50日祭でした。
仏教では人は亡くなった後、四十九日後に仏の元へ向かうとされ、四十九日法要を。神道では五十日祭を通じて家庭を守る守護神として自宅の神棚に迎え入れるとされ、五十日祭で忌が明けます。

本来でしたらきちんと五十日祭を執り行うべきなのでしょう。
しかし
叔父叔母の親戚は高齢であり、子供はそれぞれ独立して家族みな仕事だったため、特に集まって何かというのはできませんでした。

もっとも、私が関わってきた葬儀は、告別式のあと繰り上げ法要として四十九日法要は省略というケースがほとんどでしたので仕方ないかと思っています。故人も容赦してくれるものと考えています。

 神棚は毎朝、米・塩・水を取り換えてローソクに火を入れ両手でパンパンしています。
二礼二拍手一礼です。

ところが五十日祭が終るまで、神棚はないものとされ、扉は閉じ注連縄(しめなわ)に半紙を貼って隠し、お供え、拝礼もしません。

今朝、久しぶりにお供えをしました。
お供えと拝礼は毎朝、7〜8分かかる作業です。
さほどの時間を要しませんが、朝の7〜8分は貴重です。

 そもそもなぜ、亡父は神棚を買ったのでしょうか。

家の新築というのが第一の理由でしょう。
しかし、たとえ家族でも弔事は恐れた父が自ら神棚というのは考えられません。

家を建てる土地はもともと工場だったと聞いていました。
せっかく家を持つのだから、自らお祓いに気を遣ったのか、誰かに勧められたのか。
すると、土地が悪いと言われたようです。

あとから父が聞いた話で、工場で死亡事故が起きたそうです。
そのため工場は移転、跡地が分譲住宅地にされたようでした。

その家で体験したことは
2017/08/22「心霊体験(3)」に書いてあります。

 あまり聞かない神道だと思います。
知られていないのは、神道の墓石は特徴があり、上部が尖っています。
墓石は普通、直方体で、てっぺんは平らです。しかし神道の墓石は四角錐になっています。
ピラミッドを潰したようです。機会があれば墓地を散策してはいかがでしょうか。

毎年、暮れになると神棚を掃除して注連縄を取り換え、年明けの松の内は榊を飾りお神酒を供えます。
この神棚が家を守ってくれているのだと、これからも毎朝、米・塩・水を毎朝、取り換えて仕事に行きます。












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posted by CSおじさん at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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