コールセンターおじさんのブログ

　バス停では先に来た方が優先か、先に並んだ方が優先か。

　私はもちろん、先に並んだ方が優先だと思っています。
私が朝、使っているバス停は駐車場に面しています。

普通、バス停は建物があり歩道があり、その歩道にあると思います。
しかし私の使うバス停、建物の前は駐車スペースがあります。
建物と歩道の間に駐車場がありバス停は歩道にあります。

建物は託児所のようなもの。
保護者など送迎の車を駐められるようになっているのでしょう。

でも車が駐められていることはまずありません。
そのためバス停後ろの広場になっています。また、建物が夏は日差しを遮り、冬は雪をしのいでくれます。
バスを待つ人たちにとって駐車場は過ごしやすいスペースなんです。

ただ、バス停は駐車場でなく歩道にあります。
バス停というのは、あくまでバス会社名と停留所名が書かれて立っている“看板”だと思っています。

私はバス停に着くとまず、看板の横に並びます。
すでに駐車場に立っている人もいます。
でも私は直射日光を浴びても雪に吹かれても看板の横に立っています。

バスが来れば私はすでに駐車場にいた人に構うことなく、先にバスに乗り込みます。
今までそれで文句を言われたことはありません。

　ただ今日、いつもと違ったのは私が着いたとき、すでに駐車場に10人くらいの人がいました。
朝は日差しが少し強かったので、建物の日陰で待っている人たちです。

私の前に、看板横に並ぶ女性が一人いました。
バスが見えてくると4〜5人が駐車場から歩道へ移動してきます。
バスに近い歩道へ我先にと出てきたのです。もう無法地帯。マナーも何もありません。

しかしバスはあくまでバス停の看板に停まります。
ぞろぞろと出てきた4〜5人を過ぎて私たちの前に止まりました。

しかしそこへ60代後半くらいのばあちゃんがさらに割り込んできました。
多分私が先頭だったらそんなことしなかったでしょう。
しかし先頭は女性だったからか、その前に割り込みました。

そのばあちゃんは先頭の女性より先に来ていたのか、わかりません。
中にはすごい強者で、来た順番に関係なく割り込む人間はいます。

ただもし、先に来ていたのだとして、先に来たから割り込んだとすれば、それは違います。
先に来ていたとしても直射日光が当たらないぬくぬくした場所で楽をして、バスが来たから前に出るのでは虫が良すぎます。

私はつい、持っていた財布でばあちゃんの頭をポンと叩いてあげました。
財布にはバスのICカードを入れています。

ばあちゃんは半ば振り向きかけて、それでも我先にとバスに乗りこんで行きました。