2019年05月30日
マリッジブルー
今年、娘の結婚式を控え、今朝の私はマリッジブルーになりました。
おいおい、親父がマリッジブルーってどういうことか?
朝、突然何かひらめくことってありませんか?
私の場合は古い歌の浮かんでくることがよくあります。
今朝、浮かんだのは、さだまさしさんの「親父の一番長い日」です。
この歌は、ある女性の誕生から結婚までを兄の目線から描いた歌です。
“家族”という絆の上に。
途中、
或る日、ひとりの若者が
我が家に来て
「お嬢さんを僕に下さい」と言った
親父は言葉を失い
頬染めうつむいた
いつの間にきれいになった
娘を見つめた
いくつもの思い出が
親父の中をよぎり
だからつい
あんな大声を出させた
初めて見る親父の狼狽
妹の大粒の涙
家中の時が止まった
とりなすお袋に
取り付く島も与えず
声を震わせて
親父はかぶりを振った
けれど妹の
真実(ほんとう)を見たとき
目を閉じ深く息をして
小さな声で
わかった娘はくれてやる
そのかわり一度でいい
奪っていく君を
君を殴らせろと言った
この、
いくつもの思い出が
親父の中をよぎり
思い出です。
普段は思い出すこともない昔の思い出ですが、結婚を機に細部まで思い出してしまいました。
例えば娘が歩き始めたとき、テレビのマラソンに興味を持ったのか。
走ることをマラソンと思ったようです。ただ、マラソンと言えず、「まみー」と言っていました。
「まみー、 でーん!」
これは走れば自分がすぐに転んでしまうことを言っています。
また話し始めたとき、妻が寝かせつけようと絵本を見ながら話を聞かせます。
「ぞうさん、大きいね。」
すると
「〇子、ちっちゃい!」
と必ず返していました。
そんな思い出が巡って巡って。
今日はただの親バカです。
さだまさしさんの「親父の一番長い日」は、
2017/12/16「さだまさし」で触れています。
YouTubeの埋め込みもありますが投稿者により、このブログ上では再生できないようなので直リンクします。
https://www.youtube.com/watch?v=RZXminN_364
ケロリホさんが公開しています。
しかし私は歌われているほど熱血漢のように娘に夢中になっていたわけではなく、冷静に見守ってきたと思います。だから、新郎に対しては“期待”と“感謝”が正直な気持ちです。
もしかしたらこれは、マリッジブルーではなく、昔に対しての惜別なのかも知れません。
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