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2018年12月23日

躾(しつけ)


 先日、札幌で起きた爆発事故。

52人の負傷者で、よく死者が出なかったのが不幸中の幸いと各チャンネルのニュースで耳にしました。
本当にそうです。

・200m以上離れたマンションの窓ガラスが爆風で割れた。
・その爆音は15q以上も離れた、隣の江別市でも聞こえた。
・音速を超えたときに発生する“衝撃波”を伴う「爆轟(ばくごう)」という現象が発生した。

といった、そう例を見ないとんでもない爆発事故だったと思います。

また北海道の建物は冬期間の暖房効率を考え気密性がよく、それだけに大きな爆発になったのでしょう。
使用期限の近づいた除菌消臭用スプレー缶の処分をしていた不動産仲介業者の店長。
それこそ、よくご無事だったと思います。

toyohira.jpg

ただ、
この事故について、少し考えさせられてしまいます。

というのは、その店長がスプレー缶を扱う際に、果たして危険性を考慮できなかったのか?
この点です。

いつからか?
と問われてもわかりません。
でも私は スプレー缶 = 火気厳禁
というのを、子供の頃から知っていました。

というより、ヘアスプレーならライターで引火させると“火炎放射器”として使える。
そんなイメージがあるのです。

120本ものスプレー缶を一度に密閉された室内で放射し、部屋は白く煙るほどだったという。
私からすれば、くわえタバコで車にガソリンを給油する以上に危険だと思います。
そこへ手を洗うため、瞬間湯沸かし器に火を入れた。

さらにスプレー缶には火気厳禁と書いてあったといいます。
どうしてわからなかったのか、信じられないと共に、焦りを感じます。

 我が子はどうなんだろうか?

我が子といっても、とうに成人しています。
が、青い看板の不動産仲介業者の店長は33歳。

もし我が子が知らないとすれば、それは私の責任ではないかと、考えてしまいます。

 例えば自転車に乗る練習。
娘は祖母が、息子は私がしました。
でも私のときを思うと、自転車の練習は自分でするもの。

そう当たり前に思っていました。
だから「知らないことは自分の責任」という思いがどこかにあります。

 でもスプレーが危険と最初に教えてくれたのは母だった気がします。
まだ私が小さな頃、スプレー缶をゴミに出すには釘で穴を開けてからと見せてくれた記憶があります。
きっとその時に火気厳禁も教わっていると思うのです。

知らないことは自己責任と問うなら、
私は子供たちに、自ら学ぶことの基礎をきちんと教えたか?

そう気になって仕方ありません。














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posted by CSおじさん at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想
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