帰りのフェリーでもう降りるというとき、気づくと胸ポケットに入れていた2万円がない!
胸ポケットにはタバコとスマホ、その間に裸で2万円を挟んでいた。
そっか、着岸間際に一服しようとポケットからタバコを取り出した際、落ちたんだ!
あわてて喫煙所に行き、床を見てもない。
ああ、誰かに拾われたか...
私にとって、2万円は大金です。
もう見つからないだろうと、ショボーンとしていました。
下船時に案内カウンターを通ったとき、目の前に女性が立っていたのでダメ元で聞いてみることにしました。
すると、係の者を呼んでくるので、椅子に座って待っていてください。と。
間もなく、男性が来て、手にはメモ紙を持っています。
メモに連絡先を書いてという。
名前、電話番号、住所を書いて渡すと、いつの間にかポリのファスナーが付いた袋を持っています。
その中には2万円が入っています。
落とした場所と申告した金額が合っていたのでしょう。
2万円は私の元に帰ってきました。
誰が届けてくれたのか、その人に会えるかと聞いたところ、そのドライバーのトラックまで案内してくれました。
そのドライバーは届けて当然という顔をされていました。
私は何かお礼がしたくて、2千円、強引に手渡しました。
でも、男性船員はよくぞそのドライバーのトラックまで、すんなりと案内してくれたものだ。
常連さんなんでしょうか。
私は車に戻るのが遅くなりましたけど、ほっとしました。
あきらめていただけに。
日本も捨てたものじゃないですね。
探して見つからなかった時点で、誰かに持っていかれたのだろうと、たかをくくった自分が恥ずかしくなりました。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image