2018年11月27日
記録メディア
この50年間、記録するメディアが大きく変遷していきました。
今後もこの変遷は続くのでしょうか。
私が物心ついたときにはもう、家庭にテレビはありました。
白黒とカラーテレビが混在していた時代です。
小学生になった頃、父が“ラジカセ”を買ってきました。
いまラジカセといえば左右に一対のスピーカーがあるステレオタイプが当たり前です。
しかし当時、スピーカーはひとつしか付いていませんでした。
ただ、一般の家庭で“音”を“記録”できるようになったのは“革命的”なことでした。
オープンリールという、テープを巻いているリールがむき出しのオープンリールデッキはすでにありました。
しかしそれはマニアが使用する高価なもので、一般家庭でみることはそうなかったと思います。
まだ小さな子供だった私は音が残せる装置が楽しく、遊び感覚で使っていたものです。
まず、自分の声を録音し、聞いてガッカリしました。
誰もがそうかも知れません。
次にテレビの歌を録音するようになります。
当時、今のように一般家庭でもテレビ映像を録画できるようになるなんて考えられませんでした。
ベータマックスやVHSのビデオデッキが一般家庭に普及を始めたのは私が高校の頃です。
それでもまだ珍しく、10軒に1軒、あるかないかの割合だったと思います。
そのため中学生の頃など、大事なテレビ番組は“録音”です。
後に録音を聞き、想像力をフルに働かせて映像を思い出すのです。
それでもまだDVDは息の長いメディアです。
MDなんて、あれは何だったのでしょうか?
私が若い頃、音楽はアナログレコードで揃えました。
しかしアナログレコードのプレイヤーは今や実用レベルとは言えません。
レコードプレイヤー、あるにはあるのですが、押入れの中です。
どうしても聞きたいアルバムは、レコードを持っているにもかかわらず、さらにCDも買います。
いちばん困っているのはビデオカメラで撮影したメディアです。
初めて手にしたビデオカメラはS-VHSでした。
小さなVHSカセットです。
これならアダプターを使い、通常のVHSビデオデッキで見ることはできます。
しかし通常のビデオデッキも押入れの中。
次に買ったビデオカメラは8ミリビデオでした。
その後買ったのはmini DVです。
この二つはどうしようもありません。
何本かはお金を払ってDVDに落としてもらいました。
しかし、mini DVは録画がフルモーションです。
フルモーションとは1秒間に30コマです。
フルモーションからフルモーションでDVDにするには業務用のデッキが必要です。
しかし私が頼んだ業者は何とか見つけ出したmini DVのデッキで作業しました。
そのため、1秒30コマの動画を1秒24コマで記録します。
だから動きがぎこちなくなってしまいます。
DVDの次はブルーレイも登場しています。
ビデオテープの時代にはベータマックスとVHSがしのぎを削り、VHSが生き残りました。
ブルーレイも他のメディアと争い生き残ったメディアです。
メディアの変遷。
なんか、目に見えない何かにずっと振り回されています。
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