コールセンターおじさんのブログ

発信でも受信でも、許されざるお客様はいるものです。

発信をしていて強く憶えているのは、まず
固定電話にかけたとき、男性が出ました。
「〇〇様はいらっしゃいますか？」
「いないよ！」
その割には
「何の用事？」
としつこく聞いてきます。

正直に商品名を言って断られたくないので、私は「商品のご紹介です。」とか適当にごまかし、何とか逃げ切ろうとします。
すると、
「〇〇は俺だ！」
と突然、本人に変身しました。

でもそれでは、初めの「いないよ！」は嘘になるし、「〇〇は俺だ！」も今さら信用できるのか？
もうその頃にはお客様はかなり温度が高くなっており、鎮めるのに一苦労でした。
振り回されたというか、人をバカにしたお客様です。

今まででいちばん腹の立ったのは、、
これも固定にかけたとき、若い男性の家族が出られたときでした。
こちらがしゃべること、すべてオウム返しされました。

「私、◇◇◇◇◇◇の△△△△と申しますが、〇〇様はいらっしゃいますか？」
すると、
「私、◇◇◇◇◇◇の△△△△と申しますが、〇〇様はいらっしゃいますか？」
とオウム返し。
「お留守ですか？」
「お留守ですか？」
これにはカッと来ましたね。
どのように終話したのか憶えていません。

もし私が、
「お客様、きちんとお返事してください。」
と言おうものなら、そのまま
「お客様、きちんとお返事してください。」
とオウム返しされたろうと思います。


もう一つ、ゾッとしたことがありました。
これも固定にかけたときでした。
「私、◇◇◇◇◇◇の△△△△と申しますが、〇〇様はいらっしゃいますか？」
と言ったところ、
「いません。何ですか？」
と返ってきます。

商品販売の発信では、ご家族に販売目的である商品名を告げると、たいがいその場で断られてしまいます。
こちらの仕事は、ご本人様にいかに商品価値を理解してもらえるかなのです。
なので、お客様不在の時には、なるべく販売目的を言いたくないものです。

しかし、
「何ですか？」
と、そればかり聞いてきます。
「では、ご本人様によろしくお伝えいただけますか？」
と聞いても
「イヤです。」
とキッパリ断られます。

発信でも受信でも、電話はお客様から切るものであって、こちらから電話を切ることはできません。
（普通は。あくまで普通は、、、）

電話に出られたご家族は、まるでそのことを知っているかのようです。
しかもそれが、声からして小学生くらいの女の子です。

こちらはもう、早く終話したいので、
「ではまた改めますね。」
と言っても、
「何ですか？」
そればかり聞いてきます。

この子はどこまでわかっているのだろう？
次第にそのことが気になりだします。

それでも
「何ですか？」
と止む気配がありません。

さすがに、あのときはこちらから電話を切ったかも知れません。
こういう子供もいるのかと、ゾッとしました。


もちろん、受信でもあります。
お客様の要求に対応できなかったとき、ときに炎上します。
その際、
「バーカ！」
と言って、電話を切ったお客様。
いや、お客様の要望に応えられなかったのだから、暴言は受けましょう。
でも、
「バーカ！」

あんた、小学生かい？？

それら、どのお客様、ご家族様も病んでるな、、と思います。