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2017年02月10日

敬語を考える(2)

「いらっしゃい」
といってもお店の「いらっしゃい」ではありません。

発信業務で固定電話に架けるときは、家族が出られる確率が高いですから、
「〇〇様のお宅ですか? △△様はいらっしゃいますか?」
と尋ねることが多くあります。

思うに、周りのオペレーターさんたちの話を聞いていると、この「いらっしゃいますか?」というのが、敬語の基本というか、いかにも丁寧に聞こえて是非とも遣いたい言葉なのかな?
と感じるのです。

同時に、遣いすぎると いかにも遣い過ぎな、うるさい敬語に感じる言葉でもあります。

そもそも、敬語というのは相手を敬う言葉です。

相手というのは、もちろん人間です。

ブースでも他のオペレーターがよく遣っている言葉に、
「〇〇様のお宅でいらっしゃいますか?」
というのがあります。

「お宅」とうのは家、家庭であっても「人」ではありません。
そこに、いらっしゃいますかというのはどうかと思ってしまいます。

また前回も書いた通り、「お宅」ですでに敬語になっているのに、さらに「いらっしゃいますか」と敬語を重ねるのは二重敬語になってしまいます。

そのときは「〇〇様のお宅でしょうか?」
これでちょうどいいのです。

「〇〇様はご在宅でいらっしゃいますか?」
というのも、
「在宅」は人ではなく、「状態」ですから、おかしなことになります。
「ご在宅でしょうか?」
これで良い。

それから、
「いらっしゃる」
という言葉は、どうも「らりるれろ」に続くと聞こえが悪くなります。
例えば、相手が不在のとき、
「いらっしゃらないのですね。」

さらに二重敬語で
「いらっしゃられないのですね。」

これはさらっと、
「いらっしゃいませんね。」
これで済みます。

「いらっしゃれば」
これはひどい。

「(今日は不在でしたが) 次回、いらっしゃれば...」
という感じに。
これも、
「次回、いらっしゃいましたら...」

基本は「いらっしゃい」のようです。

危機感を覚えるのは、先ほど書いた通り、敬語は 相手 = 人間 を敬う言葉なのに、いつの間にか相手かまわず、先方のこと全てに「いらっしゃい」とつけることです。

一番びっくりしたのは、
「玄関に表札は出ていらっしゃいますか?」

仮に
「玄関に表札は出していらっしゃいますか?」
これなら、相手の行動を指す言葉ですから、OKです。

「表札は出ていらっしゃい...」

これは人でなく、表札を敬っていることになります。

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