コールセンターおじさんのブログ

このマンションに引っ越してから2年になろうとしています。
火災保険も更新時期を迎え、満期更改申込書が送られてきました。
そんなに高い保険料ではありませんが、無駄な保険料は払いたくありません。

保険代理店を廃業してから、もう10年経ちました。
ブランクはあれど、代理店は23年かかわってきたので、人より知識はあります。

賃貸マンションの入居者が掛ける火災保険は、主に家財保険と借家人賠償保険。
・家財保険は賃借人が家の中にある自分の家財に掛ける保険。
・借家人賠償保険は入居者が事故によって建物に損害を与え、法律上の賠償責任を
　負った場合に、その賠償金を補償するものです。

でも、届いた火災保険の内容はこの二つだけではありません。
さらに、個人賠償責任保険がついていました。

個人賠償責任保険は、被保険者やその家族が日常生活で他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまったりして法律上の賠償責任が発生したとき、賠償金や弁護士費用などを補償します。

ただ、この個人賠償責任保険は実損払いです。
実損払いというのは、支払いの上限が決まっていて、その範囲内で実際に掛かった金額だけを支払います。
だから例えば50万円の賠償責任を負った場合、支払われるのは50万円で、A社とB社の保険、二つ加入していても片方は支払われません。二つ以上、掛けるだけ無駄なのです。

私はすでに自動車保険の特約で個人賠償責任保険に加入しています。
火災保険の更改申込書の個人賠償責任保険料は2390円。
大きな金額ではないにせよ、初めから受け取れないとわかっている保険なら、ただ捨てるようなものです。

そこで保険会社に問い合わせてみると、その三つはセットなので、中身を選別することはできませんと。
では別の保険商品はないのか聞いてみると、
あるけど、個人賠償責任保険のない家財と借家人二つだけの保険は逆に高くなるといいます。

なら、個人賠償責任保険が付いている方がまだましだ。
でも意味がない。

結果、個人賠償責任保険の保険金額を1億円から最低の1千万円に小さくして、無駄な保険料を1780円にし、610円だけ差額を小さくしただけでした。

なんか、納得いかない！