販売目的の電話を迷惑だとお考えの人は大勢いると思います。
通信会社だったり、カード会社だったり、またそれ以外だったりと。
発信先のお客様リストは大小さまざまですが、毎月2万数千件というのが一般的だと思います。
それぞれのリストは2~3か月かけてキャンペーンを張り、キャンペーン中に多いときで一軒に対して8~12回くらい架電します。だいたい週一が目安です。
発信先が固定電話だと、半数は留守番電話というケースが多くあります。
しかし高齢者、お客様の親御さんが日中留守番している家庭では、親御さんが何度も電話を取り、毎度毎度、自分以外の娘、息子、嫁、婿あての電話だったりすると、頭にも来るだろうと思います。いや、頭に来て当然です。
そこで留守だった場合には、だいたいの帰宅時間や休みの曜日を聞き取ります。お客様都合に合わせるためです。
しかし高齢者であればあるほど、聞き取ろうとしても、
「いないよ、ガチャン!」
という傾向が強いんです。
聞き取れなければ都合に合わせようがないので時間指定ができず、また日中に失礼!
ということになってしまいます。
また、よくあることとして、カード会社として発信する場合、カード会社名を名乗った途端、
「カードはいらないよ!ガチャン!」
ということも。
いやいや、アンタのところの娘さん、もうカード持っているんだって!
と言いたいところですが、あとの祭り。
ひとつのリスト、キャンペーンが終了すると、しばらくサヨウナラとなります。
しかし大抵の場合、少し期間を空けてからまた架電します。
それが、カード会社によって、空ける期間がまちまちです。
期間が短いカード会社なら、
「また架かってきたよ...」
と嫌気がさすことも多いと思います。
だからでしょう。
電話がつながったと思った途端、ガチャ切りされる方。ずーっと無言でおられる方。
でもこれ、建設的なことではないんです。
前にも書きました。
発信する側は法規に則り、個人情報の取り扱いにも明記した上で電話を架けています。
では、どうすれば良いのかと言えば、
「もう電話しないで下さい。」
と、はっきり言えば良いのです。
よくあるのが、
「もう良いです。」
恐らくこれは、もう電話はいらないというのを、オブラートに包んで、柔らかく言ってくれたのでしょう。でもこれではキャンペーン中の架電は今後行われませんが、次のキャンペーンではまた再び、、となります。
また他にも。
「重要なこと以外は電話してこないで!」
重要なことなら、電話でなく文書で通知するでしょう。
発信する側では、こう言われたら今後どうするか。
というのが決まっています。
ガチャ切りに特に決まりはありません。
ガチャ切りは留守電と同じようなものですから、また通常通り、架電します。
いくらイライラして電話を切っても、留守電と同じなのです。
お互いに時間のムダです。
発信する側だって、お客様の苦情を買いたいわけではありません。
しかし、発信しないことには販売できません。
なので、架かってきた電話が迷惑なら、みな
「もう電話は架けないで下さい。」
これが一番です。
そうすることで、お客様は「架電拒否」と履歴がつけられ、今後の架電がなくなります。
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これと反して今日、意外な言葉をいただきました。
途中、中抜けもありますが、発信歴4年半にして初めていただきました。
「今回はお断りしたいのですが、断ると今後もう電話はいただけないのですか?」
と。
お客様はこちらからの電話を、有用な情報提供として捉えて下さったようです。
普段は、迷惑電話だと苦情をいただいたときに、
「情報提供の一環として、お電話させていただきました。」
と、言い訳するのですが、そのお客様にとってはまさに、欲しかった情報提供だったのでしょう。
びっくりしたのと、嬉しい気持ちになりました。(ありがとうございました。)
2017年01月29日
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