2023年05月30日
漫画
今朝もバスの中で、何人もの乗客がスマホを操作していました。
そのうちの何人かはマンガを読んでいます。
私も小学生の頃は少年漫画を買っては読んでいました。
中学年は少年ジャンプ、高学年になるにつれ、少年サンデー、少年チャンピオンと。
その順番に読んでいきました。
中学生になるとお気に入りの単行本だけを読むようになり、部活が忙しくなるにつれマンガから離れていったと思います。
それが二十歳のとき、大きな交通事故、単独事故を起こして入院。その日のうち大きな街の病院へ搬送。退院後も月に一度、その病院へ通院していました。
田舎町に住んでいたので、バスで片道3時間かけて通っていたんです。
バスの中で退屈だから、久しぶりにマンガの本を買って読みました。ビッグコミックオリジナルでした。
お気に入りは「赤兵衛」「三丁目の夕日」そして「人間交差点(ヒューマンスクランブル)」です。
「赤兵衛」はユーモア、ナンセンス。
「三丁目の夕日」はノスタルジー、ほのぼの。
「人間交差点(ヒューマンスクランブル)」はドラマチック、感動でした。
今日も時間を持て余す仕事中に、「人間交差点(ヒューマンスクランブル)」を思い出したんです。
各号、一話完結の読み切りです。ひと言で言えば重たい漫画です。決して幸せとはいえない人が出てきます。
だいたいハードラックなストーリーです。中にはハッピーエンドの作品もありますが、手放しでは喜べない結末なんです。
だけど忘れられない作品がいくつかあります。
1. 不良
2. 白夜
3. 大人
4. 道
5. 雪の手紙
順位を付けるならこんな感じです。
1. 不良
ケンカに明け暮れる青年がいました。
ただ、その青年がケンカを売る相手はヤクザでもありました。
しかしその青年はいま、開業医として地元で立派に生きています。
なぜ青年は不良から開業医へと更正することができたのでしょうか。
それはヨシエ、、、同じ町の中で体を売って生きている「おさせのヨシエ」という女性から忠告を受けたからです。「おさせのヨシエ」は背中に泣きじゃくる子供をおぶっていました。
私がこのシリーズで感動を受けたのはまだ二十歳という、“純”な年頃だったからかも知れません。
いまこの歳で初めて読んだら、昔ほど感動はしなかったかも知れないです。
そう考えると良い時期に巡り合えた漫画だったと思います。
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