2023年03月10日
もう帰らん!
帰らんというのは、私がもっとも長く過ごした北海道の田舎町にです。
車で高速に乗ると夏場で3時間。冬は吹雪など悪天候になると、高速道路が通行止めになり、過去に6時間かかったこともありました。
コロナ禍で行くのを自粛したこともありましたが、基本、盆と暮れには行って、特に正月は田舎町で迎えていたのです。
田舎町には妻の母、それから妻の姉夫婦が住んでいます。
私の両親は晩年、田舎町に住んでいませんでしたし、もう亡くなっています。
私がその田舎町から札幌市へ転居してきたのが2007年。
当時はまだ田舎町の仲間たちと親交もありましたが、16年も経つと、さすがに関係も薄れてきます。
私の子供たちを義理母に会わせるという目的が大きかったんですけど、もう子供たちだって大人になったし、二人ともそれぞれ独立して暮らしています。
公共交通機関で行くならバスしかありません。バスで往復すると一人7,000円くらいかかります。皆で車で行けばガソリン代は8,000円くらいで済みます。
ですが子供たちがまだ子供だった頃とはだいぶ、様子が変わってきました。
そもそも私は妻の母からも、姉夫婦からも好かれていません。
それは言葉の端はしに現れます。
たとえば、
昨年の暮れでした。料理するようになった私。そのことを妻から義母に話すと、
「何か見て作ってるんだろうさ。」
あたかも
「どうせ料理本でも読みながら、それを真似て作っているだけなんだろう?」
そんなニュアンスで伝わってきます。
しかし時代はもう料理本でなく、ネットの動画なんですけどね。
姉夫婦のところへ行っても私にはアウェイ感いっぱいです。
そもそもなぜ毎回、姉夫婦のところへ挨拶に行かなければならないのか。よくわかりません。
妻はいいんです。姉のところへ遊びに行くだけなのだから。
姉夫婦、特徴として人をリスペクトしません。自分たちがいちばん偉い。そんな空気が伝わってくる家庭です。
義母は姉夫婦のところへ毎日のように行っています。それに私を使ってお礼させられているんじゃないかと思っています。毎回、缶チューハイを一箱持たされて姉夫婦の家を訪れていました。私からの志として。
ですが缶チューハイは義母が買ったものです。
さらには姉夫婦の家にいた大奥様、施設に入居する前は、義理母が老後、自分が姉夫婦の世話になるだろうから、今から義理を立てるため、私を使っていたように思いました。
それが昨年の暮れは持たされませんでした。きっと、姉夫婦の家にいた大奥様が高齢のため施設に入居したからです。義母が姉夫婦の家に気を遣わなくて済むようになったからです。
義母は私が持っていかなくても店から配達させたと言っていましたが、義理姉からお礼はありませんでした。
とにかく私は妻の親姉妹のため、親孝行と思ってきた田舎町行きは、いつの間にか私が妻たちを連れて行くのが当たり前、当然のことになっていたのでしょう。
また、田舎町へ行くこと。それがまだ札幌市へ来たばかりの頃は私にも「田舎へ帰る」という意識が強くありました。ですが私は田舎町とのつながりが薄れていく中で、ただ義務感で動いているだけになってきました。
それも必ず面白くない思いをして帰ってくる。言ってしまえば私はただの運転手でしかありません。盆と暮れの数日間を犠牲にして。
だからもういいんです。私は田舎町へは行きません。妻は自分で行きなさい。そう思っています。
妻と結婚する前、まだ付き合い始めた頃、とあるイベントに参加しました。あのとき、なんかケンカっぽくなっちゃったんです。
その様子を遠くで見ていた義理姉の私を睨みつけたまなざし。いまだに忘れません。
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