2020年07月20日
吹奏楽部A
小学生のとき、音楽が苦手な私でした。1970年代後半、中学校へ入学して吹奏楽部へ。
楽器も何も知らないで入部させられた私。
吹奏楽といえば「吹く」のですから、管楽器が中心です。
その点、オーケストラはバイオリンなどの弦楽器が主になって演奏します。
管楽器は木管楽器と金管楽器に分けられます。
木管楽器で有名なのはクラリネット、サックス、オーボエ、フルート、ピッコロなど。
金管楽器だとトランペット、トロンボーン、ホルン、チューバなど。
ところで疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
クラリネットは本体が木製です。木管楽器で疑いようがありません。
でもサックス、サキソフォンは金属でできています。なのになぜ木管なのか。
音の出し方です。
木管楽器はマウスピースをくわえて音を出します。
木管楽器のマウスピースにはリードといって、竹を削りだした薄い板が付いています。
木管楽器はリードを振るわせることで空気が振動し、それが楽器の管を通り音になって出てきます。
ではフルートは?
フルートにリードはありません。おまけに金属製です。
木管と金管を分けるのは音の出し方に変わりないのですが、金管以外を木管と呼ぶようです。
では金管楽器はどのように音を出しているのか。
唇の振動です。
金管楽器はただの管です。
リコーダーのように息を吹き込んでも「フ―」としかいいません。
金管楽器にもマウスピースはあります。しかしくわえるのではなくて、閉じた唇にあてがうのです。
金管のマウスピースは円形ですから、円の内側、唇の中心近くは自由になっています。
空気を吐き出すとき、唇の中心を「ブー」と振るわせるのです。
もちろん、初めから上手くはできません。
朝、皆より早く登校して朝練習をします。
担当する楽器は主に女子が木管楽器、男子が金管楽器でした。
また体格によって、大きな体の子は大きな楽器といった傾向がありました。
私はトランペットでした。
初めはこの唇の振動(バジング)だけを練習させられました。
楽器はもちろん、マウスピースも使わせてもらえません。
紙を細く切った切れ端を口の前に垂らしてただ、ブーっとやるだけの練習がしばらく続きました。
土曜日は午前中が授業。弁当を食べてから夕方まで練習。日曜も弁当持ちで練習でした。
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