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2017年08月11日

わかるけど腑に落ちない。

保険代理店をしていたときの話。

- 保険金をお支払いできない場合 -

って、必ず保険約款や重要事項説明書に書いてあります。

例えば自動車保険なら、飲酒運転だったりとか、火災保険なら津波による被害だったりとか。

それはわかります。

でも、
わかるけど納得できないこともあります。

 例えばこんな

1. 自動車事故を起こしたが、事故を起こす前に運転者が脳溢血などを患っていた場合。
2. 車Aと車Bが接触して損傷したが、車AもBも持ち主が同じ人、または親族だった場合。
3. 衝突された車が、査定0(ゼロ)だった場合。

1 は運転手が正常な運転操作をできないため、事故になったというのはわかります。
でも、保険はあくまで車にかけるものです。ドライバー保険でなければ。
運転者が病気で意識がなくなるか、または絶命し、数百メートル走ったのちに、川にポチャンと落ちてしまうような単独事故なら仕方がありません。
でも、交差点の出会い頭だと、直前に発症していたとしても車は惰性で走ります。
ブレーキを踏めなくて、それは運転者が悪いのでしょうか?

2 は車、AとBが接触して修理が必要になった。
でも、どちらも同じ契約者。
「わざとじゃないか?」
ってことでしょう。

確かにAのバンパーが、もともと壊れていて、軽くBとぶつけさせた場合、保険で直せば保険金詐欺になるといってもいいでしょう。
でもね、
同じ持ち主の車なら、車庫や駐車場だって同じケースも多い。なら接触の危険も多いと思います。

3 は
契約車両Aの不注意で、駐車車両Bにぶつかった。
そこへ後続車Cが契約車両Aに追突した。

普通、AはCから追突された修理代金をもらえるものと思いますが、査定だとAがBにぶつかったときの損傷が大きく、全損になった。
その時点でCに追突されても、全損 = 価値ゼロ の車には賠償責任がないということです。

わからなくもありませんが、腑に落ちません。
保険、金融は優遇されている国策だからでしょうか?



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