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2020年07月01日

アクシデント2/2


 友人からもらったカード入れをようやく使い始めた私、だけどいつもある場所にそれはなかった。

9時までの間、することがないのでもう一度車の中を見に行くなどしましたが、ないものはないです。
サイフをなくしたことは過去に一度だけありました。でもあのときは車上狙いでした。
ん?あのときも確か長いサイフ大のカード入れにしたばかりでした。

 ようやく9時になり、スーパーに電話を架けてみます。
カード入れをなくしたことを告げると、受付に代わりますからお待ちくださいと。
私は、カード入れを最後に手にしたのはこのスーパー、落としたのはここに違いないと思っていました。
もしないと言われたら店内で誰かに拾われたか、駐車場に落としたか。

受付に代わると、、
届いていないといいます。
そしてもし届いたら、連絡しますと。
私は自分の電話番号を告げました。

まずい。
それを部屋で聞いていた妻が
「警察へ電話をしてすぐに免許証の再発行しなければ。」

俺はお前のベイビーか?
妻は落し物の名手。手慣れている?だからか?

こういうときって、カード入れに何が入っていたか、不安になりますね。
クレジットカードは電話で止めれば良い。だけど何枚入れていたか。全部思い出せるか。
またオンライン化されていない、アナログな会員証、スタンプを押すものなら消えてしまいますよね。

だけど遺失してからもう三日。悪用されていないかと心配です。
悪用されていればアプリに買い物をした通知が届きます。しかしそれは約1週間後。

 でも私にはまだ一縷(る)の望みがありました。
そのスーパーでは貯まったポイントをアプリで確認できます。
アプリを起動してポイントを確認してみます。
すると、ログインが必要となりログインはできるのですが、ポイントカードが解約されたか一時的に無効になっていると出てきます。

考えられるのは、誰かが盗んで不正使用し一時的に無効になっているのか、もしくは拾得物として安全対策上、止められているのか。どちらも考えられます。でも私は後者ではないかという気がしていました。
アプリにはカードセンターの電話番号が表示されています。そこも9時からなので電話しました。

「〇〇警察署から連絡があり、念のため利用を停止してあります。」
おー!!
また
「〇〇警察署から連絡先を聞かれたので開示しました。警察署から連絡があると思います。」

ひと安心。
では警察署まで行きましょう。
ただ、車で行くか?だって免許証は警察署にあります。

まずバレることはないでしょう。
心配なら近くのコンビになりどこかに車を置いてそこから歩いて行けば良い。
しかしいい歳をした自分がこのブログでは「分別、分別」といいながら、故意の免許証不携帯は無免許の確信犯です。

では歩いて行く?
ちょうど交通機関のない区間。
警察署まで約3km。歩いて行くことにしました。
最近は家にこもることが多く、運動不足気味でもあったので。

3kmといえば車でもそこそこの距離だと思っています。それを歩くだなんて。
気温はまだ20℃弱。寒いかな?とジャケットを上に着ました。が、これは余計でした。

おっと、忘れちゃいけない、スーパーに見つかった報告の電話をします。
また一旦家を出て一度引き返し、認印を用意しました。

道中、車で走るときとは全く違う距離を感じながら歩いて行きます。
普段車から見ている光景を歩いてみると新たな発見があるものですがそれもなく。

ようやく警察署に着いたときには汗をかいていました。
警察署の受付では2階の会計課へ行ってくださいといわれました。
「会計課?」

ピンとこないながら2階へ。会計課では待たされることもなく受付が対応してくれました。
担当者「何か身分証持ってますか?」
私「なくしたから来たんです。」

右では7~8人がデスクワークをしています。たぶん本当の会計業務なのでしょう。
きっと取得物の業務というのは補助的なもので、会計課がかたわら請け負うことになっているのでしょう。
たとえば駅なら駅に落し物センターみたいなところがありますね。

さて、警察ではスーパーのポイントカードを停止してくれましたが、警察に届けられたカードを停止する必要ってあったのか?また、他のカードは止められていないのか。止められていたら解除の連絡が面倒です。
聞くとカードを止めたのはスーパーのポイントカードのみといいます。
そして、取得物を受け取りました。という書類に記名、押印。

いま書類に押印は必要なくなりました。しかし警察って一風変わっています。
認印がなければ拇印を押す必要があるかも知れません。
警察で拇印を押すのは何だかイヤです。
認印を持ってきてよかった。

 さて、これからまた歩いて帰るのか。
来るときは36分。また36分?
「まてよ、ここは近くに交通機関がある。このまま派遣会社に行って健康保険証を返そうか。」

交通機関に乗ると派遣会社の近くまで行けます。行ってしまえば帰りは近くから家の近所まで別の交通機関があります。家に帰ったのはまだ午前中でしたが、もう疲れてしまいました。

土曜日にスーパーで買い物したとき、自動精算機で支払いました。受け取ったお釣りはサイフに入れましたが、たぶんそのときカード入れを近くに置いたまま退店したのでしょう。長年の癖で、サイフをポケットにしまったらもう安心してしまうのでしょう。

警察に届けて下さったのはスーパーの店員さんだそうです。お礼は不要、名前も言わなかったのだとか。
しかし警察、ポイントカードのセンターに私の電話番号を開示させたのなら、なぜ連絡をくれなかった?
スーパーで買い物をしたのは土曜日の16:22(アプリ表示)。取得物としての届けは17時過ぎだというのに。












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