2020年08月24日
【アメリカ】新型コロナ回復者の血漿使う治療法、米が緊急許可
【AFP=時事】新型コロナウイルスによる死者が17万6000人を超えている米国で23日、食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復した人の血漿(けっしょう)を患者の治療に使用することを緊急に許可した。(AFP=時事)
血漿には強力な抗体が含まれ、患者の回復を早め、重症化を防ぐ効果があるとされる。FDAは声明で、「血漿製剤は新型コロナウイルス感染症の治療に有効かもしれない。これまで知られている効果と潜在的な効用は、リスクを上回っている」と述べた。
ニューヨーク市のレノックスヒル病院(Lenox Hill Hospital)に勤務する呼吸器科医レン・ホロビッツ(Len Horovitz)氏は、「血漿を使用する効果はあると思う。しかしまだ治験が必要だ。すでに重症化している患者を救うには使えない」と述べた。
ホロビッツ氏によると、血漿は患者がウイルスにさらされた直後の、体が感染を阻止しようとしている段階で使用すれば、効果を発揮する可能性が高いという。しかし血漿の量に限りがあるため、感染初期の患者全員の治療に十分な量を確保するのは困難だろうと指摘した。
◇WHO、米緊急認可の血漿療法に慎重姿勢 「効果示した研究乏しい」
血漿には強力な抗体が含まれ、患者の回復を早め、重症化を防ぐ効果があるとされる。FDAは声明で、「血漿製剤は新型コロナウイルス感染症の治療に有効かもしれない。これまで知られている効果と潜在的な効用は、リスクを上回っている」と述べた。
ニューヨーク市のレノックスヒル病院(Lenox Hill Hospital)に勤務する呼吸器科医レン・ホロビッツ(Len Horovitz)氏は、「血漿を使用する効果はあると思う。しかしまだ治験が必要だ。すでに重症化している患者を救うには使えない」と述べた。
ホロビッツ氏によると、血漿は患者がウイルスにさらされた直後の、体が感染を阻止しようとしている段階で使用すれば、効果を発揮する可能性が高いという。しかし血漿の量に限りがあるため、感染初期の患者全員の治療に十分な量を確保するのは困難だろうと指摘した。
◇WHO、米緊急認可の血漿療法に慎重姿勢 「効果示した研究乏しい」
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