こんにちは。
旅行記「トリップ飛田」です。
今回は小浜線の旅の後編をお送りします。
JR西の路線は、気象の荒れる日がある日本海側に
近づくにつれ運休が多くなります。
(いずれ記しますが、山陰本線は苦労しました…。)
大雨のため運休中とJR西公式サイトの運行情報に書かれていても
実際の天気は一滴も降っていない時がありましたが、
大雨のピークと土砂災害の発生時期は異なるらしく
線路は盛土の上を走っている区間もあるので
雨がやんでいても運行再開には時間がかかる場合もあるそうです。
地元の方は慣れているのか駅構内は落ち着いていました。
飛田もいい歳こいているので
駅員さんに文句をたれたりはしませんが、
こうして時間差で旅行記にぼやいたりはします。
…一度運休になると数時間は動かないことも何度かあり
地獄を見たので愚痴くらい言わせてくんろ…。
しかし今となっては運休もいい思い出です。
旅行記の中で辛かったときのことはあえて書かなくても
記事からにじみ出ているので感じ取ってください。
余裕がなくなると道の駅で写真を撮らなかったり
枚数が極端に少なかったりするので分かりやすいです。
(ストレス耐性が低い)
■ 道の駅「若狭おばま」
小浜市にある道の駅「若狭おばま」は
小浜線の小浜駅と東小浜駅のどちらからでも
徒歩28分で行けます。
私は曲道が少なく途中にJAの直売所もある
東小浜駅を選びました。
(この時は清々しい天気だったな…)
道すがら見つけた道路標示ですが、市の英語表記の部分で
表示スペースが不足しているわけでもないのに
Cityを「C.」と省略して表記しているのは珍しい気がします。
その下の難読地名「遠敷」は「Onyu」と読み方を表記していても
正しい読み方が分からない。
おんゆ…おにゅ…?
正解は遠敷と書いて「おにゅう」と読みます。
…おnew…(死語)。
道の駅までの残りの距離を書いてくれている道案内看板です。
若狭湾に面したこの地域は海産物や塩などを
朝廷に納めていたため御食国と呼ばれたそうなので、
この道の駅では自慢の食品をいただくと決めていました。
駅から道の駅までの道のりは
時期によっては稲穂がたわわに実る田んぼのそばを通ります。
美味しい白ご飯を食べさせてくれること間違いなしと
期待が高まる光景です。
道の駅の入り口にある巨大な漆塗りの箸です。
漆塗りの箸の生産日本一だそうです。
道の駅のレストラン「和久里のごはんや おくどさん」の
立て看板です。
使われている食材の90パーセントが地元産だそうです。
外食だと水以外はすべて輸入食材に頼る店もある中、
この数字は驚きです。
地域で採れたものを調理すれば鮮度もいいし、
食材を他の地域から輸送した場合にかかるコストもなくせますし
二酸化炭素の排出も削減できていいことずくめですね。
日本の食料自給率を上げてくれるレストランでもあります。
定食のメニューは数種類から選べますが、
いずれもほとんどの食材が地元産なのに品数が多く
味や色どりや栄養のバランスが優れています。
地のものだけでも創意工夫すればここまでできるという
底力を見せていただきました。
羽釜で炊いたつやつやしたご飯はお代わり自由です。
こちらは直売施設の壁に描かれた
小浜市公認キャラクターの「さばトラななちゃん」です。
実在した地域猫がモデルだそうです。
ななちゃんの乗る飛行機に、
さりげなくオバマ元アメリカ大統領が描かれています。
小浜市がアメリカ大統領選挙で同じ名前のオバマ氏を応援していたことは
当時ニュースで取り上げられ、小浜市の知名度アップに繋がりました。
アメリカ大統領選挙が日本の経済に
影響を与えるとはこういうことか…。
レストランと同じく使えそうな資源は有効活用しようという心意気が
ここにも表れている気がしました。
究極の地産地消レストランで
古代から続く若狭の豊かな食文化を体験できました。
地元の食材を最大限に活かしたエコで新鮮なレストランは
色々な地域で増えたらいいなと思います。
道の駅「若狭おばま」公式サイト
■ 道の駅「シーサイド高浜」
大飯郡高浜町にある「シーサイド高浜」は
若狭和田駅から徒歩約19分にあります。
どんよりしてる…。
こちらの道の駅ではお土産品が充実していたので
福井の名産品の羽二重餅(イチゴ味)を買ったのですが、
色々あって写真を撮り忘れたので、
ゆるキャラ(名称不明)の写真をどうぞ。
(色々あってもゆるキャラの撮影は忘れない)
色の配置は、高浜ではなく舞浜のネズミの女の子ぽくもある…。
こちらの道の駅は種類豊富な温浴施設や
広々としたレストランもあるのですが、まぁ色々ありまして、
のんびり滞在はできなかったので、
また天気のいい日に再訪したいものです…。
道の駅「シーサイド高浜」公式サイト
…まだ6月ですが、この旅行記シリーズ、
今年中に完結できる気がしない…。
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