■U郡−クラスターB
自己愛性人格(パーソナリティー)障害(以下「自己愛性」と記載します)
■特徴・自己の重要性を過剰に重視している
・人からの賞賛を過剰に求めている
・成功や権力、才能、外見、愛の形などの「見た目」に固執、または重要視している
・自分は「特別」、「人とは違う魅力がある」、「人とは違う高い人間」だと思い、それを認めない人のことを地位が低いから、また、解るレベルではないから、と判断する。特権意識が強い。
・自分は特別扱いされて当たり前の人間だと思う。または特別扱いや優遇されることを期待し信じている。自分は他人とは違い何か特別だから優遇されるに値する人間だと信じている。
・過剰に他人に嫉妬する。他人が自分に嫉妬していると思い込む。嫉妬心はひた隠しにする
・自分の希望や期待に他者が従うことを望む
・自分の目的を達成するために他人を利用する。
・他者との共感性が欠如している。
・他人の気持ちおよび欲求を認識しない。またはそれに気づこうとしない。関心がない。
・譲歩しないのではなく譲歩できない。譲歩することが出来ない
・尊大で傲慢な行動や態度をしばしばとる
・ストレスにとても弱い
・すぐばれる嘘をつく
・嘘がばれても嘘をついた事を認めない
・嘘がばれたことを認めない為、更に言い訳が増える
・責任能力の欠如
・自分の言葉に責任をもてないために他者の言葉を借りて話す
・ほんの小さな自分の欠点を指摘されただけでも「自分の全て」を否定されたと思い込む。被害妄想が強い。
・人に教わることが出来ない。聞いたふりはするが、人に教わることはプライドが許さない。ゆえに人の意見は聞かない。
・自分を賞賛するものと、自分のために奉仕するものとの関わりを持ち、他とは関わを持たない
・少しの批判にひどく傷つく
・自分を「不運の神」だと考え、現状は自分の才能に気づかない社会や他者のせいで自分は運が悪いだけで特別な才能があると思いこむ。
・賞賛するものとしかかかわらない、賞賛する者をうまく使うので使われている人からは気づかれない
・自分の性別と同じ性別を高いと思い、他の性別を蔑視する。
・日本が特別であると思っている。天皇崇拝。
・自己愛から健康に極端に過敏になり極端な薄味になることがある。
・否定されたという妄想などからの不安や恐れからの薬物依存、欝。
・現実の問題に対応できない
・褒める存在、使える存在、将来使えるであろう存在としか関わらないため、どれでもなくなると簡単に切り捨てる。
・無邪気に見えて計算高く狡猾。
・自分のためなら他者が犠牲になっても構わない。犠牲になるべきだと信じている
・自分は完璧であると考えている。その気持ちをしられると自分の価値が下がると信じているため巧妙に隠し「完璧ではない」と言ったり態度をとったりし人をたぶらかす術を知っている
・過剰な防衛本能と過剰な自己の正当化をする。何を言われても防衛と正当化により受け付けることが出来ない
・上記のような気持ちは全て、このような気持ちを表現すると自分の価値が下がると信じている為、この気持ちを抱いている事をひた隠しにする。または指摘されても全否定する。
・他者からよく思われる事に全力を注いでいる。
■周囲の反応、状態・周りからはすばらしい人に見られている事が多い
・自分の道具かファンしか周りにおかない
・小さな欠点を指摘されたり相手が離れていくと相手がおかしいと認識する
・指摘した人の話を捻じ曲げて自分のファンに話し、見方をさせ自分を正当化しようとする
自己愛性は一見素晴らしい人に見えるため、被害体験をしてない人は「この人がそうだ」と気づかない事が殆どです。まだ被害にあっていない健常者は殆どの場合、信頼してしまいます。
■ファンについて・自己愛性に魅せられた人は、自己愛性にたいして多大な信頼を抱くようになります。自己愛性は膨大なエネルギーを使い気も狂わんばかりの努力をしファンを作ります。プレゼントをしたり一緒に涙を流したり。本心は心の中で舌を出して相手を自分の為に生きている道具だと思っています。
自己愛性に被害にあった人がファンに被害の話しをすると、逆におかしな人間だ、間違っているとされ、攻撃の対象にされます。ファンが理解することは珍しいです。
そして自己愛性はファンがとても多く、ファンを作ることと増やすことに異常に固執していますので、たばになって攻撃してくることがあります。
被害を話す場合は自己愛性と無関係の人か、自己愛性とは浅いつきあいの人にしたほうが懸命でしょう。
■対策他にも記載しますが、こちらにも少し記載します。
関わらないのが一番です。ですが、関わる必要がある場合は、周到な準備をしましょう。
自己愛性と向き合い、こちらの言う事を理解してもらうには、理路整然と述べること、言い方を淡々としきれいな言葉のみで行うこと、なども重要になります。
少しでも乱れた言葉や言い方をすれば、そこに執着し攻め、逆に非難の対象にされます。
非常に嘘が多いので、証拠として記録や録音が必須です。
直接よりも、手紙や電話、メールなど、相手が言ったと証拠が残る方法、記録として残る方法が望ましいでしょう。