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2014年03月04日

レゴ キャラクターキットについて


「ホビット 竜に奪われた王国」が話題になったところで、

ご存知の方も多いと思いますが、最近ではハリウッドと提携した
レゴ社が、人気映画のレゴキットをたくさん出していますよね。

「スターウォーズ」や「スパイダーマン」、「トーイ」などがあります。
どういうわけか、「バック・トウ・ザ・フューチャー」のデロリアン
までもが、最近になって発売されていますよね。

レゴ「ホビット」シリーズでも、映画のワンシーンで登場する
ゴブリン王や、王の住む洞窟等がキットとなって売られています。

もちろん、主人公のビルボや、魔法使いガンダルフやオーク等の
フィギュアもセットとして入っています。

確かに、もともと「ロードオブザリング」や「ホビットの冒険」が大好き
だった僕からすれば、こういうキャラクター商品があれば、つい買い
たくもなるものです。
2014030501.jpg

しかし心配なのは、キャラクターキットがどんどん増えていくに従って、
レゴが本来持っていた、創造し、組み立てる醍醐味を味わうブロック
という意義がだんだんに失われてきはしないか、ということです。

「スターウォーズ」のスノーウォーカーを作りたければ、
以前であれば、自分であれこれ考え、試行錯誤しながら組み立てた
ものです。

それが今ではもうキットになって売られているのです。
僕らは説明書通りに組んでいくだけでいい。

「考える」という作業が不要になっているのですね。


営業戦略として考えた時、レゴ社がハリウッドと提携したのは、あるいは
妙案だったかもしれません。

映画「トーイ」をみた子供たちは、レゴでもウッディやバズ・ライトスターで
遊べると分かれば飛びつくでしょう。

まだ映画をみていない子供たちも、「トーイ」キットで遊ぶことによって、
どんな映画なのか、みてみたくなることでしょう。

そこにはハリウッドとレゴのウィンウィンの関係があります。


ウィンウィンの関係がありますが、

もし仮に、これによってレゴ本来の醍醐味が損なわれていくとしたら、
レゴが、子供たちの創造力を育む道具ではなくなってしまうとすれば、


これは古いレゴマニアの僕としては、残念なことです。

「だったら買わなければいい。」

と言われるかもしれませんね。

言われるまでもなく、キャラクターキットが主流を占めるようになれば、
その分僕たちが買えるレゴ商品も限られたものになってきます。

これは僕にとっては、もっと不幸なことです。


20140304.jpg




posted by 月雲の父 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ
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月雲の父
神奈川県葉山町生まれ。 子供の頃からレゴに親しむ。 特技:合気道,中国語。 趣味:レゴで遊ぶこと,コーヒーを飲むこと。 1999年より中国広東省深セン市に居住。 現地採用社員として日系企業に勤務。 娘:月と息子:雲の父。
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