2020年04月16日
母の人工弁 " TAVI "
2016年
8月になった途端 それはもう暑い日が続いた
一時帰宅していた母の手術が9日に決まった
カテーテルで少しばかり心機能が回復してきたとはいえ
長年の蓄積で 弁膜症の症状は完全に戻ったとはいえず
人工弁を取り付けることになったのだ
「大動脈弁狭窄症」との診断で
" TAVI " という カテーテルで人工弁を入れる手術
「経カテーテル大動脈弁留置術」という名称らしい
父の冠状動脈バイパス手術の時とは違って
開胸手術ではないということが救いだ
それでなくとも 体力・機能の衰えが著しい母なので
少しでも負担が少ない方がより安心だ
カテーテルで 所定の場所まで人工弁を持っていって
詰まりやすくなった大動脈弁の代わりになるように
文字通り 人工弁をそこに " そっと " 置いてくるのだ
(そっと、は私のイメージ 笑)
前回のカテーテル施術で 血管自体に問題はなく
高齢者だということを考慮して
先生方がハートチームを組んでの TAVIを選択してくれたのだ
術後は リハビリも含め
1週間から10日で退院できると聞き
今更ながら 医療の進歩に驚いた
父の場合 術後の入院が長引き
せん妄がひどくなり 認知症の進行が早まったので
入院期間が短いのは とても安心できる
先生からは とても新しい術式だと聞いていて
実家地元の市立病院で その手術が受けられることに
とても驚き そして感謝した
高齢で すでに重症化していた母が
遠方に出向くことなく手術を受けられるのは
実際その境遇になってみると とてつもなく有難いことだった
5日の入院に向け 仕事のシフトを集中的に入れて
当日朝に実家に向かった
今年の8月は また忙しくなりそうだな・・・と
高速を 飛ばして地元へ
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