2019年03月02日
待つ日々
プー先生の話を聞いて 正直気が抜けた
本格的な戦いが始まると思いきや
第一回の口頭弁論期日ですら まだ指定されず
ということは あちらからどんな答弁書が出て来るのかなど
肝心なことは ギリギリまで分からないという事だ
おまけに実際のやり取りは
ほとんど代理人の先生方同士との事
正直 出廷と言われても心臓飛び出るだけだが(笑)
とりあえず 第1回の口頭弁論期日が決まるまでは
何もできないし 何も起こらない・・・はず
ただ 待つだけの日々を過ごす事になるのだ
そこで これまでの一連のことを
家から出ている息子二人にも知らせないと・・・と
娘と揃って 上京!
息子たちは 夫のことはもちろん
私が別居したことなど知らなかったので
どこからどう説明したものやら
病気を知らせた時よりも 悩んだ
娘は
「二人とも 父がそんな男だとは思ってないし
最初は信じてくれないかもね・・・」
相談した結果
別居に至った経緯を 時系列にまとめて
それを二人に読んでもらおうと決めた
東京へ向かう新幹線の中 娘と二人
これまでの事実を 箇条書きにした
8月上旬 真夏の都心にウイッグをかぶっての外出
正直 参った(汗 汗 汗・・・)
思わず 被ってるウイッグを まるで帽子を脱ぐ時のように
額から少し浮かせて 扇子で風をあおぎ入れた
「きゃー お母さんやめてよ!
コントじゃないんだから!!!」
娘が苦笑いしながら 叫んだ
通気性が良かろうが 人毛混だろうが
やはり フルウイッグは暑かった!
ほんの少し風が出てきた夕方
長男が予約してくれていた 渋谷の個室居酒屋へ
久しぶりに兄弟3人が揃う
こんなに大きくなったのに とても仲が良く
母親としては それだけで涙が出るほどうれしい
乾杯から 料理を少しつまんで ゆったりしたところで
娘から 箇条書きのメモが手渡される
息子二人は 初めは「何これ??・・笑」といった反応
読み進めて 二人で顔を見合わせ おもむろにこちらを向く
この時の シンクロ具合がツボに入ったが それはさておき・・・
「お母さんが こんな事に耐えてたなんて全く知らなかった!
身体が大変な時に 別居までして大丈夫なの?」
文字通り 二人とも目を丸くしていた
思い出すと 悔しい気持ちやら情けない思い
そして別居してからは
何かと娘に負担をかけているので 申し訳なさも多々あり
自然と涙が出てきてしまう
「今の母にとっては 諸悪の根源から離れたので
かえって体調はいいの!だから心配しなくて大丈夫!
これ以上は心配かけないように頑張るからね!」
今の状況を 取り急ぎ知らせておきたかっただけなので
それからは あまり深い話はせずに
幸せな時間を 4人だけで 大いに楽しく過ごした!
頭の片隅には ずっと裁判の事がこびりついていたが・・・
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キャサリンさんへ
俯瞰的視点 まさしくそれですよね
私は 小学校5年生半ばからイジメに遭い
とても苦しい日々を送った経験があります
その時に 自らの精神状態を守るため
防衛本能的に その視点を身につけたんだと思います
その頃から 自分を守るのは自分自身で
自分を信じてあげなかったら
それは 自身に一番失礼な事かもしれないと
常々考えていました
シスプラチンの副作用・・・
私も 毎回打ってから半日から2日くらいは
強めの副作用を経験しました
ただ 症状が出ている時間は短かったので
外来での点滴を続けられたんだと思います
それに 普通は入院が当たり前のところを
先生に無理を言って外来にしていただいていたので
自分にも意地があったと言うか(笑)
こればかりは 個人差が大きくて
医師でもない私が何かを言う資格はありませんが
私の場合 辛い副作用が出た時には
自分の細胞ちゃん達は必死に頑張ってくれている!と
自身を鼓舞していました
副作用が出ているのは 細胞ちゃん達に
お薬が行き届いているからだ!と
副作用に「必死に耐えること」は
しなくてもいいと思います
入院で抗がん剤を打てると言うことは
先生方や薬剤師さん達 専門家がすぐそばにいると言うこと!
苦しかったり 辛かったら
どんどん先生方に助けを求められたら良いかと
私も 抗がん剤初回の入院時に
先生方が心強くフォローしてくれました
(対症療法のお薬の調整も含め)
" 寛解 "という言葉は 私もまだいただいていません
でも 現在 毎日元気な生活を送れています!
その言葉をもらうことが励みにもなりますが
あまり こだわり過ぎず ご自分の体調を第一に
「前進している」事を信じて治療して行ってください
超特大 私の愛猫2匹分の肉球付きの 元気玉飛ばします!!!
息子さん達に読ませたのは
実に にゃんママさんらしいと思います
最善の方法でしたね
文章にする作業の過程で
事実を整理し、俯瞰的視点で
息子さん達に向き合えたのかも知れませんね
私が にゃんママさんをいちばん好きな理由も実は
そこにあります
自分を俯瞰的に見られる人
男女問わず 私はそういう人が好きだし
そういう人になりたいです(相田みつを 笑)
私は今 抗がん剤治療真っ最中で
時に挫けそうになりながら
必死で副作用に耐えてますが
がんと向き合って行くには
私を客観的に見ている もうひとりの私
が 絶対に必要だと
気付くに至りました
今回 シスプラチンの強い副作用に苦しみ
主治医からも
抗がん剤治療は入院すること…が条件になり
にゃんママさんは外来でカレーライス
食べていたのに…と、涙
私は寛解…無理だろうな 涙
まだまだ 弱い自分がそこらじゅうにいます
そんな自分が嫌いです
でも 弱い私も…私なんです
追伸 特大 元気玉ください