今日も楽しく笑えてる？　< 肺がんになり10年 >

　いよいよ　6月最終金曜日　
　決行日だ！！！



　何事もない　普通の朝を迎えた

　今年は暑くなりそうな気配だ
　まもなく7月とはいえ　既に暑さを感じる


　ルーティーンになっている３人分の弁当を作り
　夫と娘にそれぞれ持たせる

　こんな状態なのに　夫にまで弁当を作ってるとは
　我ながらお人好しだ（笑）

　２人分も　３人分も大した差はないし
　家事は最低限　やるべき事はきちんとして　
　夫に揚げ足を取られないようにと
　変に意識していた


　娘は出がけに「早めの電車で帰ってくるね」と
　ニッコリ笑いながら　大学へ出かけた

　自分も残業のないよう　定時に帰宅して　
　夫が帰宅する前に　出ていかないと！
　


　その晩　夫は　職場の少し早めの暑気払いだった


　私は　自宅で娘とゆっくり食事をし　
　入浴を済ませ　９時少し前に" 新居 " に向かった

　
　階段を上がるときに　２つ隣の部屋の人に挨拶された

　私より年上と思われる上品な女性だった


　何だか勝手に　似たような境遇なのかな？などと
　想像してしまったと同時に

　同年代の女性で　一人暮らしをしている人は
　こんな田舎でも意外と多いのかな？などと思った
　


　１１時をまわった頃　電話が鳴った

　多分　電車に乗らずに帰るから迎えに来いという　
　催促の電話だったのだと思う

　もちろん　無視した

　しつこくかかって来た
　
　うるさい！！！



　しばらくすると　娘からも電話が！

　「お父さんから電話きた！
　　迎えに来て欲しいのにお母さんが出ない
　　お風呂にでも入っているのか？っていうから

　　家　出て行ったみたいだよ　アパート借りて！って
　　伝えといたよ　笑　」


　その時の気分の爽快さ　　今でも忘れない！

　言葉は悪いが　「ざまあみろ！」だ！！！


　アパートの一室で　「ヤッタァ！！！」と叫びたかった




　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　

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