みかんちゃん日記☆

みかんちゃんにとって祖父母であり、


みかん父の実父母であるおじいちゃんとおばあちゃんは、


みかんちゃん一家とひとつ屋根の下で暮らしており、


双方とも仕事を定年したにも関わらず、毎日わさわさと動き回っています。







ある日、みかん父が台所で昼食を食べていると、なにやら祖父母の生活する居間の方で、ガタガタ音がします。


５〜６分程音がしていたので、何をしているのかみかん父が訝しがっていると、こんなやり取りが聞こえます（台所と居間は曇りガラス戸で仕切られているため、姿は見えない）。


祖母「取っ手の向きが逆よ。内側は内側、外側は外側にしないと。」


祖父「・・・（ガタガタ）」


祖母「違うわよ。逆よ逆。内側を揃えるのよ」


どうやら部屋のふすまを祖父が取り付けている様です。


ふすまの取っ手が揃わないのが祖母の気に入らない点でしょう。


祖父「（ガタガタ、ガタガタ）」


祖母「取っ手を揃えなきゃ。そっちじゃない、違うったら。」


祖父「ガタガタ」


祖母「まだ違うってば」


祖父「だあー、もう。わかんぜ！座ってないでこっちきて見てみらっしぇ！」


祖父が怒ります。謎の方言が飛び出します。


祖母「こっちで座ってた方がよく見える！」


謎の返しです。


祖父が言いたいのは、口だけ出さずにこっちへ来てやってみろ、ということでしょう。


祖母に言い返され、バタンという音とともに祖父が庭へ飛び出したことが分かります。


はたして、ふすまは無事にハマったのでしょうか。


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