障害者施設とは、障害者総合支援法によって規定された障害者の入所及び福祉サービスを行う施設のことで、先天性の疾患あるいは事故や病気によって後天的に障害を持つようになり常時介護を必要とする18才以上の障害者を受け入れる生活施設です。
知的障害を持つ人を対象にした知的障害者施設と、主に身体的な障害を持つ人を対象にした身体障害者施設とがあり、障害を持つ人たちが自立した社会生活を送れるようになることを目的としています。
障害者施設における看護師の仕事とは、利用者の健康管理及び生活介助です。
病院勤務と比べると心身ともにタフでないと勤まらないと言われますが、障害者施設で働くメリットも少なからずあります。
未経験の看護師でも優遇される!
まず、障害者施設は医療施設ではないため、特別専門的な医療行為を必要とすることはまずありません。そのため、ブランクのある看護師転職も歓迎しており、例えば出産や育児などで仕事を離れていた人でも心配することなく復職することができます。
また、研修制度をとっている施設もあるため、全く未経験の分野でも歓迎されることが少なくありません。
看護師のやりがいを感じることができる
体力的にはキツイ仕事ではあるものの、やりがいという点では病院に勝るという意見もあります。救急や大病院では特に患者1人1人に密に接することが殆どできないのに対し、障害者施設は生活を共にしますし、中には長期にわたって入所している利用者もいるため、1人1人と個人的な関わりを持つことができます。
利用者やその家族との絆ができたときには、何にも変えがたいやりがいを感じるでしょう。また、これは施設にもよりますが、アットホームな施設が見つかれば非常に環境のよい職場で働くことができます。
看護師転職として、障害者施設で働くことを検討している人もいるでしょう。
障害者施設にはそれ特有のやりがいがあり、ブランクがある看護師転職もOKとしていることがメリットですが、そのデメリットなどについてもきちんと理解をしておく必要があるでしょう。
看護師にかかるストレスも多い
障害者施設で働くデメリットの中で最も大きなものは、やはり体力的・精神的な消耗が激しいという点です。
病院勤務の場合、大抵は身の回りのことは自分でできる人が多く、治療が終われば退院していきますが、障害者施設の場合には日常生活の介助が主な業務となりますし、長期間入所している利用者も多いため、人間関係でストレスを感じることも多々あります。
知的障害者施設であれば特に、普通なら腹を立ててしまうようなことも日常的に起こりますし、時に難しい判断を迫られることもあります。従って、体力だけでなく精神面での強さも求められる非常に厳しい職場であることが多いのです。
障碍者施設勤務は一般の給与より低い
それでいて他の一般病院勤務より給料が低いことも珍しくないため、待遇より仕事のやりがいを求める人でなければ障害者施設勤務は難しいと言えるでしょう。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image