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2024年09月12日

中国から日本に伝わったことばや文化について10

【茶】
 六大茶、緑茶(非発酵茶)は、中国で一番多く、日本の緑茶も中国から伝来してきた。日本では蒸して作り、中国では煎じて作る。ビタミンCが豊富である。青茶(半発酵茶)の代表は、ウーロン茶。福建省や広東省が原産で、古くから皇帝への献上物であった。黒茶(後発酵茶)の代表は、プーアル茶。製造時に人工的に菌を繁殖させて、消化を促進する作用が強くある。白茶(弱前発酵茶)は、茶葉に白い産毛が生えていて、それを月光で自然乾燥させて作る。黄茶(弱後発酵茶)は、非常に手に入りにくいものでる。紅茶(完全発酵茶)も実は中国が発祥である。16世紀に福建省で作られ、インドやスリランカに渡り生産されるようになり、原産の中国のものよりも有名になった。花茶や雪茶のような茶樹以外の植物を使用する茶外之茶もある。

花村嘉英(2018)「中国から日本に伝わったことばや文化について」より
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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