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2024年09月12日

ことばの呼応とその機能を比較する−英語、ドイツ語、日本語、中国語を中心に10

6 まとめ

 英独日に共通する言語の特徴として呼応の表現を取り上げ、それぞれの違いについて考察した。例えば、英語に見られる呼応の表現、同一指示や指標、主語と動詞、限定詞と名詞などの呼応は、ドイツ語や日本語ではどのように扱うことができるのか。また、ドイツ語の形容詞と名詞に見られる格の呼応が日本語にもあるのかどうか。そして、運用論の視点からも呼応を考えるために、日本語の敬語についてもひとこと述べた。最後に、中国語に特有の照応束縛がこれらの言語とは異なる点もことばの比較として補足した。

【参考文献】
花村嘉英 計算文学入門‐Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風舎 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品‐魯迅をシナジーで読む 華東理工大学 2015
花村嘉英 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで 
     南京東南大学出版社 2017
安井 稔 新言語学辞典 研究社 1982
Pollard, Carl/Sag, A.Ivan Head Driven Phrase Structure Grammar The University of Chicago Press 1994
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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