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2019年03月23日

さよならクリスマスキャロル。44,笑〜社長への依頼。。。

「クライド・フォレスター氏から、お見舞いのお花の御礼と、ご相談の連絡です、社長。」


笑〜の秘書のロップイヤーのミミコさんが、電話を受け続けました。


ミミコさんは、笑〜が会社を興した頃から在籍している優秀な秘書で、先日、産休後の復職をしました、

ミミコさんの、お母さん達が近所にお兄さん夫婦と暮らしているので、双子の赤ちゃんを預ける事にしました。


ミミコさんは、ロップイヤーなので、ヴィーナスが、

さぞかし耳掃除のしがいがある。

と、双子の赤ちゃんの耳掃除を狙っています。

ヴィーナスは、笑〜の会社で、ミミコさんに会うと、ネェネェ

ミミコさーん、と、催促するのでした。


お話し、脱線。。。
笑〜は、電話を代わると、


「ここじゃ、なんです、ゆっくりお話ししたいので、のちのち、こちらからお伺いさせていただきます、ご都合はいかがでしょうか

笑〜は、


「まあっ。こんにちは、クライド・フォレスターさん、」

笑〜は、先日、脚本家の如月翠先生の音鳴り病院で、白い、シュナ坊そっくりな患者さんの、ひかるちゃんと、団欒するクライド・フォレスターさんの一面を、微笑ましく感じ、


虹のかけらの事件もあり、

クライド・フォレスターさんと、ひかるちゃんに、大好きな芍薬の花をお見舞いしました。

確かに、笑〜や茶目コは低学年の時のクリスマスパレードで、クライド・フォレスターさんに、拡声器で、コジキだの、クリスマスパレード反対だの、ギャーギャー、わめかれました。役所にも、クリスマスパレード反対の投書とクレームばかりしている

危険人物でした。
しかし、なんらかな事情が、あるのではないかと、どうもクリスマスに因縁が??

と、思えば、クライド・フォレスターさんは、12月25日のクリスマス産まれらしいのです。

クリスマスや、クリスマス産まれ前後の子供は、誕生日とクリスマスを一緒にパーティされ、果てはお正月まで、一緒におめでとうで、

自分だけのパーティがないって子供もけっこうあるかもしれません。

でも、それだけなんでしょうか??

なんか、もっともっともっと大きな因縁が、クライド・フォレスターさんには、あるんじゃないかなぁ。笑〜が、直感するところです。


私は、福の神。幸せをどんどん分け与えるの。私の幸せは、私のものだし、みんなのものでもあるし。


笑〜は、クリスマスパレード反対と噛み付いたクライド・フォレスターさんが、

白い入院患者の男の子の、ひかるちゃんと、不器用ながらも接するフォレスターさんが、同じ人には見えなくなり、

いいえ、なんだか、なんだろう。

きっと。。。クライド・フォレスターさんが、本当の自分に戻りつつあるのでは。

午後になり、笑〜は、今日は、神楽小学校に登校するのをやめました。

神楽小学校は、就労児童がけっこういるので、将来の社会を背負って立つ、就労児童は、お仕事優先です。


笑〜は、音鳴り病院にアポを取って、すると、ビアンカ院長先生が、電話に出ました。

「笑〜さん、クライドさんが、クライドさんが、あなたに、重大な依頼があるそうなんです、マスコミ関係の重大な情報網を握るあなたが。。、クライドさんは、人を探していられる。。。」

「人探しですか?」

「警察は、成人の失踪はろくに探してはくれないだろう。。探偵は、信頼があるかどうか、微妙。。。笑〜さん、クライド・フォレスターさんが、。、あの人がなんか、変わりつつあるんだよ。」



「わたしも、オッカナイだけの人かと思いましたわ。。。クリスマスパレードにクレームばかりな。。でも、、、あの、ミニチュアシュナウザー君、ひかる君でしたっけ。。。あの子との出会いが、、、なんか、

クライド・フォレスターさんが、本来の彼に戻りつつあるような気がして。。」

自分らしく生きられない人は、

自分を喪失し、それが、偽りの心にさらに嘘をつき続け、やがて、本来の自分を取り戻せないままに。。。

それが、自分だと思いこんでしまう。

きっときっと。。。クライド・フォレスターさんが は、70年以上、仮面を被り続け自分を騙し騙し生きてきたんじゃないかな。。


やがて。。。やがて。少しづつ少しづつ。。


薄皮が剥がれる様に、本来のクライド・フォレスターさんを。。。

「わたしは、クライド・フォレスターさんが、、、なんか、虚勢を張って無理をしてきた、なんらかの、、、なんらかな澱が、クライド・フォレスターさんにあるのでは
ないんだろうか、と思いました。」

ビアンカ院長先生も、クライド・フォレスターさんは、なんらかの、重い十字架を背負っているのではないだろうか、と

思えたのは、ビアンカ院長先生が、

ある日突然実の父親に新車を盗まれて、その新車が、救済活動の敵の凶悪宗教団体に新車を細工され、
ビアンカ院長先生は、助かり、
ろくでなしの車を盗んだ父親が事故死した

ビアンカ院長先生が悪いわけではありませんが、ビアンカ院長先生が、死んでいても全然おかしくはないのです。


なので、、、ビアンカ院長先生は、そんな重い十字架を背負って。。。自分だけの命ではないと、
人々を救うことに人生をかける事にしました。

「笑〜さん、クライド・フォレスターさんは、。、、あの人は、、、なんか、哀しい記憶にうちひしがれているんじゃないかと、。。本人はすっかり忘れていても、潜在的に、、、」

ビアンカ院長先生は、言いました。




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