「クライド・フォレスター氏から、お見舞いのお花の御礼と、ご相談の連絡です、社長。」
笑〜の秘書のロップイヤーのミミコさんが、電話を受け続けました。
ミミコさんは、笑〜が会社を興した頃から在籍している優秀な秘書で、先日、産休後の復職をしました、
ミミコさんの、お母さん達が近所にお兄さん夫婦と暮らしているので、双子の赤ちゃんを預ける事にしました。
ミミコさんは、ロップイヤーなので、ヴィーナスが、
さぞかし耳掃除のしがいがある。
と、双子の赤ちゃんの耳掃除を狙っています。
ヴィーナスは、笑〜の会社で、ミミコさんに会うと、ネェネェ
ミミコさーん、と、催促するのでした。
お話し、脱線。。。
笑〜は、電話を代わると、
「ここじゃ、なんです、ゆっくりお話ししたいので、のちのち、こちらからお伺いさせていただきます、ご都合はいかがでしょうか」
笑〜は、
「まあっ。こんにちは、クライド・フォレスターさん、」
笑〜は、先日、脚本家の如月翠先生の音鳴り病院で、白い、シュナ坊そっくりな患者さんの、ひかるちゃんと、団欒するクライド・フォレスターさんの一面を、微笑ましく感じ、
虹のかけらの事件もあり、
クライド・フォレスターさんと、ひかるちゃんに、大好きな芍薬の花をお見舞いしました。
確かに、笑〜や茶目コは低学年の時のクリスマスパレードで、クライド・フォレスターさんに、拡声器で、コジキだの、クリスマスパレード反対だの、ギャーギャー、わめかれました。役所にも、クリスマスパレード反対の投書とクレームばかりしている
危険人物でした。
しかし、なんらかな事情が、あるのではないかと、どうもクリスマスに因縁が??
と、思えば、クライド・フォレスターさんは、12月25日のクリスマス産まれらしいのです。
クリスマスや、クリスマス産まれ前後の子供は、誕生日とクリスマスを一緒にパーティされ、果てはお正月まで、一緒におめでとうで、
自分だけのパーティがないって子供もけっこうあるかもしれません。
でも、それだけなんでしょうか??
なんか、もっともっともっと大きな因縁が、クライド・フォレスターさんには、あるんじゃないかなぁ。笑〜が、直感するところです。
私は、福の神。幸せをどんどん分け与えるの。私の幸せは、私のものだし、みんなのものでもあるし。
笑〜は、クリスマスパレード反対と噛み付いたクライド・フォレスターさんが、
白い入院患者の男の子の、ひかるちゃんと、不器用ながらも接するフォレスターさんが、同じ人には見えなくなり、
いいえ、なんだか、なんだろう。
きっと。。。クライド・フォレスターさんが、本当の自分に戻りつつあるのでは。
午後になり、笑〜は、今日は、神楽小学校に登校するのをやめました。
神楽小学校は、就労児童がけっこういるので、将来の社会を背負って立つ、就労児童は、お仕事優先です。
笑〜は、音鳴り病院にアポを取って、すると、ビアンカ院長先生が、電話に出ました。
「笑〜さん、クライドさんが、クライドさんが、あなたに、重大な依頼があるそうなんです、マスコミ関係の重大な情報網を握るあなたが。。、クライドさんは、人を探していられる。。。」
「人探しですか?」
「警察は、成人の失踪はろくに探してはくれないだろう。。探偵は、信頼があるかどうか、微妙。。。笑〜さん、クライド・フォレスターさんが、。、あの人がなんか、変わりつつあるんだよ。」
「わたしも、オッカナイだけの人かと思いましたわ。。。クリスマスパレードにクレームばかりな。。でも、、、あの、ミニチュアシュナウザー君、ひかる君でしたっけ。。。あの子との出会いが、、、なんか、
クライド・フォレスターさんが、本来の彼に戻りつつあるような気がして。。」
自分らしく生きられない人は、
自分を喪失し、それが、偽りの心にさらに嘘をつき続け、やがて、本来の自分を取り戻せないままに。。。
それが、自分だと思いこんでしまう。
きっときっと。。。クライド・フォレスターさんが は、70年以上、仮面を被り続け自分を騙し騙し生きてきたんじゃないかな。。
やがて。。。やがて。少しづつ少しづつ。。
薄皮が剥がれる様に、本来のクライド・フォレスターさんを。。。
「わたしは、クライド・フォレスターさんが、、、なんか、虚勢を張って無理をしてきた、なんらかの、、、なんらかな澱が、クライド・フォレスターさんにあるのでは
ないんだろうか、と思いました。」
ビアンカ院長先生も、クライド・フォレスターさんは、なんらかの、重い十字架を背負っているのではないだろうか、と
思えたのは、ビアンカ院長先生が、
ある日突然実の父親に新車を盗まれて、その新車が、救済活動の敵の凶悪宗教団体に新車を細工され、
ビアンカ院長先生は、助かり、
ろくでなしの車を盗んだ父親が事故死した
ビアンカ院長先生が悪いわけではありませんが、ビアンカ院長先生が、死んでいても全然おかしくはないのです。
なので、、、ビアンカ院長先生は、そんな重い十字架を背負って。。。自分だけの命ではないと、
人々を救うことに人生をかける事にしました。
「笑〜さん、クライド・フォレスターさんは、。、、あの人は、、、なんか、哀しい記憶にうちひしがれているんじゃないかと、。。本人はすっかり忘れていても、潜在的に、、、」
ビアンカ院長先生は、言いました。
2019年03月23日
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