主婦のベラベラお喋りが済み、
ミンナのビジネスマンの終業までまだまだの、夕方夜のケダルイ黄昏。
朝から、
ドタバタドタバタしている喫茶店南風が、すこーし、凪ができます。
と、言いたいところ、静かに飲みたいお客様が来る場合もあるんですよね。。。
お客様でいっぱいな場合もあるのですが、
ヴィーナスは、ゴーインにミージイサンを見つけ
相席にしました。
「おやおやおや。。おやー、静かに飲みたいな〜、ダンディにー、」なーんて、笑いながら、ミージイサンは、言います。
ヴィーナスは、マスターのハリネズミのグーにチケットデ。と、珈琲をオーダーしました。
シュナ坊は、また、チョコレートパフェです。
夏だと、
七月。八月と、
チョコレートパフェに、花火がついてきて、パチパチパチパチと、火花を散らし
だけど。。。
冬はおとなしいもんです。
ミージイサンは、またまたこんな寒い日にアイスコーヒーを美味しそうに飲んでいました。
「今日は、大変だったね、シュナ坊。」ミージイサンが、惑星のかけら逃亡劇を言います。
それにしても。あの、惑星のかけらは、どこへ行ってしまったんでしょうか?
宇宙に帰って行ったのでしょうか?
ハァー、不思議な事もあるもんだに。。。
三人は、惑星のかけら逃亡劇を、狐につままれる。。。と、
話していましたが、泣いていたシュナ坊は、グリから虹のかけらをもらい上機嫌。
しかも、ヴィーナスと福ちゃんちにお泊まり許可が出てうるさい小姑笑〜は、いないし。
全くもう、シュナ坊の元の飼い主の、三木のじいさんは、
奥様のお料理講師。
ローズおばあちゃんだけど、福の神、タチバナは、ワンちゃんに特に興味なさそうだし、
三木のじいさんや息子が、
車を買う、福の神大蔵は、シュナ坊に甘いし。。。
三木夫妻が、
タチバナ、大蔵、笑〜のクライアントさんでしたが、礼儀作法や躾の厳しい笑〜を教育係に任命しました。
いまやもう、タチバナは、シュナ坊と接してワンちゃんに慣れ、チワワちゃん兄妹の教育係ですが、チワワちゃん達が羨ましいこと。
なんで、僕の教育係が笑〜なんだー、女なんだー
ワンちゃんの男の子の中には、若い女性好きがたくさんいると思いますが、シュナ坊は、男の人の方が、総体的に甘やかしてくれるなー、
と、思っていました。
「な。。。な、凪。。じゃないですね、」カランカラン。と入り口のドアがオープンし、
満室だー、と、わかると、ヴィーナスとシュナ坊の担任のセブン先生が、ガクッとウナダレました。
南風店内は。
ワイファイや、コンセントもあるし、
最近は、南風が、輸入のお菓子や調味料を珈琲と扱ったり、焼きたてパンも、だいたい毎日午前中には品切れになってしまいます。
南風で、
買い物するだけのお客様が、喫茶店で飲食する事も増えました。
「センセー、コッチ、コッチイ」
ヴィーナスは、セブン先生を見つけて、ぴょんぴょん飛び跳ねました。
4人がけなので、ミージイサンの横が空いています。
「あの、お邪魔じゃ無いかしら。」セブン先生は、言いました。
「ゼンゼーン。
わしが、ダンディに飲んでたら、こいつらが来た。」ミージイサンは、嬉しそうに言いました。
セブン先生が、ホット。
ヴィーナスは、ミックスのピザとサンドイッチと、ホットドック2つを、半分に切って、と、マスターにオーダーすると、
「ナゴヤキッサテンノ、オツマミト、タマゴ。バナナデハタリナイナ。」
食べてイイよー、と、ヴィーナスがミンナにススメます。
ヴィーナスは、うるさくワガママで仕切り屋ですが、世話焼きだし。
でも、ケチではありません。
ピザを2枚づつと、切り分けると、
じーさんと先生の珈琲もまとめて払う
と、言いました。
ヴィーナスは、結構めんどくさいからと奢りたがります。
毎度、毎度小うるさく、
ピザは、マスターに切らない様に、自分で切るからと指示しますし。
男ばっかり。。。
皆んなで飲み食べし、
あっ、ヴィーナス、オトコでも、オンナでもなかったー。
失礼。
「ヴィーナぽん。今日は、ほんとにありがとう、シュナ君の惑星のかけらの手配とかね、サッと、虹のかけらをグリちゃんから貰って、、、」セブン先生が、生徒の小さな
ヴィーナスに頭を下げたので、「ソンナコトヨリ。。。グリニアタシノキライナケイノホンヲアゲテチョーダイナ。ココハ、アタシガモツカラタノマレテ」
「本?」
「ホラホラホラ。ドロドロイシッチャカメッチャカナカミサマノハナシトカネ。」
なんかね、ただの都市伝説ではあるけれど、カップルで、ドコドコへ行くと
なんとかな神様が嫉妬してカップルは、別れるー、
とかね。。。山の神様が、ブスだから、女性に嫉妬するとかね。。。
それって。。。それって、神様じゃないです。神様になれない神様とゆうか。
そんな、神様があって、なるものか、とヴィーナスは、思っていました。
「入れ替え図書で、新しいけど、持ってってオッケーな本が何冊かあるし、なんなら、新しいの選んで買うよー、まかしといて、」
セブン先生は、グリちゃんに贈り物と聞くとはりきりだしました。丸投げ上等です。
ハァー。現金なヒトネー、わかりやすい。
ミージイサン。ヴィーナス、シュナ坊は、グリの話をすると、セブン先生がいつもパーッと明るい顔をするので、笑いをこらえるので
精一杯です。
「おー、なんだー、なんだなんだ。聞き捨てならない。。。セブン先生、グリちゃん贔屓」ハリネズミのマスターのグーが、珈琲を運びながら言います。
「あっ、ま、マスターも、わ、わ、マスターは、モテるからイイでしょー、」
セブン先生は、シュンと、なりました。
マスターは、ケラケラ笑って、「グリちゃんは、俺みたいな感じ、タイプじゃないと思うよ。。。残念だけども。」
マスターがウインク。
みんながニヤリ。
だって、南風が、
珈琲やお菓子や。焼きたてパンを売るようになったのは、マスターが、
隣の居酒屋金曜日の、サーバーのおっちょこちょいのハリネズミの純ちゃんとお付き合いする様になったから。
純ちゃんのアイデアです。
サプライズストロベリーのお話しにも出てきて、ダブルブッキングした、居酒屋金曜日のサーバーのハリネズミの純ちゃんです。
純ちゃんが、仕事をクビにならないのは、素直で真面目な性格もさることながら、
災い転じて福となす、かえってラッキー福を呼ぶからです。
もちろん、ワザとじゃありませんが。居酒屋
金曜日オープン前に掃除当番していた純ちゃんが。待ち合わせに早くきた、
常連さんのケンジさんを、常連さんなのでお店に早く入れ。
ケイジさんと聞き間違え、ケイジさん、ケイジさんと呼んで
トイレを借りるふりをし、
お店を狙った凶悪犯が、刑事さんだとカンチガイし、真っ青になって慌てて帰った事がありました。
あとで。逮捕されテレビで観てビックリ。
マンガノヨウナコネ。ヴィーナスは、悪運にびっくり。
他にも純ちゃんが、水をかけ、お客様が飛行機に乗り遅れ。落ちた飛行機に乗らなかったり、
間違え電話で、一人暮らしのおばあさんの家に掛け。おばあさんが起きてボヤ騒ぎに気づいたり。とにかく、面白いほど、純ちゃん様様でしたし、
純ちゃんの間違えで、できたカップルもたくさんあります。
そんな。幸せを呼ぶハリネズミ。
純ちゃんは、そそっかしいですが、みんなに愛されていました。
純ちゃんは、学生をしながら、南風の隣の、福の神タチバナのお店居酒屋金曜日で、サーバーのお仕事をしています。
南風のマスターのハリネズミのグーも、夕方の6時ごろにお店を閉めて
時々修行がてらに、隣の居酒屋金曜日のヘルプをしています。
ヤンチャで、女性を切らしたことがない、女性の方から寄ってくるハリネズミのグーも
純ちゃんと居るとなんだか、そそっかしいながらも微笑ましくおもしろいのでしょう。
グーには、元カノの、
美人の彼女がいたはずでしたが。。。
しかし、ハリネズミのマスターのグーも、グリをいいなぁと言ってるのであれば、
グリは、純ちゃんとは違いしっかりしてるけど、おっとりやさしい癒し系でもあり、
結局、マスターは、気が強いとか、短気なタイプの女性がだめ、なのです。
ヴィーナスは、ま。わたしは短気だけども、女性じゃないしね。
それは、ともかく。。。
ヴィーナスの同居人の福ちゃんは、仕事で何時に帰るかわからないので、今夜は、
冷凍庫のカレーをシュナ坊と食べるかなー、帰りにチーズを買って。。。ファンからのプレゼントの缶詰めセットや、カルピスはあるし。。。
シュナ坊が、虹のかけらを削るのを監督しながら、削りカスで、また、ラメになる、
雪の結晶を削ろうかな、ヴィーナスは、珈琲傍に考えていました。
2019年03月17日
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