「えー。クライドさんが、入院したんだー、ほー。」
神楽小学校の
用務員さんの、ミーじいさんは、隣町、音鳴り町の従兄弟の木の咲じいさんから連絡がありました。
ミーじいさんと、木の咲じいさんは、たまたま、ヴィーナスとシュナ坊と、苦しんでいる場に遭遇し、病院嫌い人嫌いな音鳴り町の鼻摘まみものの、
クライド・フォレスターさんを病院に搬送しました。一度、病院が嫌でクライドさんは、家に戻りましたが、病院必須な病状態で、
結局また倒れ、木の咲じいさんと奥様のめいさんに病院に発見され搬送され、
病院嫌い人嫌いのクライドさんも、
とうとう入院必須の状態を自分で悟ったようです、
緊急搬送の人助けをした木の咲じいさんは、
音鳴り病院のビアンカ院長先生から、
感謝の一報を木の咲じいさんにいただきました。
これもご縁だし、クライドさんのお見舞いにいこうか、ミーじいさんは、木の咲じいさんに言います。
ミーじいさん自体は、もともと子どもの頃から、木の咲じいさんはもちろん、近所の友達。。。幼なじみ、、シュナ坊の元飼い主の、三木龍馬のオジイも、
自然にガヤガヤして、友だちができてあたりまえな感覚でしたので、人嫌いな人の気持ちがわかりません。
だから、クライド・フォレスターさんは、
多分、人嫌いな人と言っても、本当は、友だちが欲しいけど意地を張ってるだけだろうに、と勝手に思ってしまうのです。
それに、関しては、人当たりの良い木の咲じいさんも一緒でした、ビアンカ院長先生に、
お見舞いに行っても良いか聞こうかのう。ミーと木の咲のオジイ2人はすっかり盛り上がっています。
悪気はないけれど、昔の人間で、自分達もそうじゃからの、きっとあの人もそうなんじゃ、という疎いところが2人にはありました。
多分、クライド・フォレスターさんは、同じぐらいの年じゃろう。
ビアンカ院長先生も、、、それぐらいだし、と、妙な親近感わく感覚でした。
「エンソクジャナイゾウ」
ミーじいさんは、すっかりその気になり、
朝、神楽小学校近くの喫茶店の南風で、モーニングに来たヴィーナスと福ちゃんがいたので、ミーじいさんが、
クライド・フォレスターさんを搬送した御縁、お見舞いに行くと報告すると、ヴィーナスに言われました。
「ビョウキノヒトハケンコーナヒトニアイタクナイカモシレナイヨ
マシテヤ、ヒトギライジイサンデショニ」
ヴィーナスは、小生意気に珈琲の香りを楽しみながら大人っぽく言いました。
ヴィーナスは、今時の子どもでシビアな面があるし、既に働いて人前に出る事が多く、なかなか耳年増です。
まぁ。ヴィーナスも、独りよがりな勝手のいいところもたくさんありますが、
他人には冷静な視点を持っています。
木の咲じいさんは、ビアンカ院長先生の息子さんの、車整備の商店にたまにお世話になったいたので、車検の話しもあるし、ちょっと
ビアンカ院長先生の息子さんのお店に顔を出そうと思いました。ビアンカ院長先生は、
施設から音鳴り町にやってきて、それから木の咲じいさんとは学区は違うけど、
同じ町内で、
ビアンカ院長先生の養父さんが、
音鳴り町の評判の車整備店だったので、
太陽の意味で、サン商店に、
木の咲じいさんのお父さんの代から、ずっとお世話になっていて、
ビアンカ院長先生は、医者になり、娘さんも女医さんになったみたいでしたが、
ビアンカ院長先生の息子さんは、祖父のお店再びサン商店を継ぎ経営する事になりました。
立派な院長先生になった、みなしごだったビアンカ院長先生。。。
そのせいか。
成功しても、セレブ街に住まず、音鳴り町の下町に結婚してからも養父母と住んでいました。今時珍しい。息子さんの夫婦も、
ビアンカ院長先生と一緒に暮らしているようで、恐らくは、肉親の絆が強いのでしょう。
2019年03月08日
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