もしもし。。。もしもし。。。
あれは、30歳前後。。。脂の乗り切ったまだまだ野心満々な頃。。。
夜勤と、そうでない日は、製薬会社とか、それから、いろいろな接待が続き。。。
その日も、料亭で接待が終わったあと、
バーで同僚と飲んで別れて、帰宅時。。
もしもし、もしもしそこの、お若いの。。
どこからか、声がする。
「えっ。。。」若き日のビアンカ院長先生は、
周りをキョロキョロ見渡しました。
「あなた様、あなた様、」薄暗い路地に、
あっ、いかにも、ドラマか漫画みたいな、謎の死神みたいな、黒いマントの、小柄な人が、水晶玉を置いた小さな小汚いテーブルに座っていた。
えっ。。。なんだ、占い師?
ビアンカ院長先生は、占いなんて、興味もなければ、テレビのラッキーナンバーやラッキーカラーなど、全く信じてもなかった。
干支やら星座。おんなじ人が全ておんなじわけがない。全然違うタイプの人ばっかり。人は、みんな違って当たり前、ばかばかしいなと思ってたし。
占いなんて、信じる人の慰め薬であり、精神的なヘルプというか。とにかく興味は、なかったが、なぜか、吸い込まれる様に
スーッと、多分小柄なおばあさんらしき、死神マントの前に呼ばれるがままに立っていました。
「お若いの、、、あなたは、随分な悩みがあるようじゃの。」地を這うような不気味な声が。。。
はっ。。。まてよ。悩みなんて、誰にでもある。。、そうやって心理作戦的に乗せて、なんちゃらかんたら、言って、
多分、自分が、まぁ、これでも身なりは悪くはないだろうから、お金持ちと見なし、お金をひっかけるん、そーじゃないか。
それとも?いまや、問題な、新興宗教かも。。やばいな。ビアンカ院長先生は、後ずさりしましたが、その、死神マントのおばあさんは、
「お若いの、当分車に乗っては、いかん!!なーに、乗せてもらうのは問題ない、だけど、ハンドルを握るな。1か月とは言わない、半月はダメじゃ。」
その謎のおばあさんは、怒った様に言うので、
「あ、あの、新車を買ってばかりで、子供も喜ぶんで。」と、新車を買ってばかりで乗るなと言われ、
ちょっとビアンカ院長先生は、ムッ
と、機嫌が悪くなりましたが、
しかし、謎のおばあさんは、
「あんた、死ぬぞ
半月は、車の運転をやめないと!あんた、いろいろなひとの為にたくさん良いことをしたり助けたり。。な、してるじゃろ、
だけどな。反面、それを妬んだり面白くない人間もたくさんいるんじゃ。怨まれてるな、逆恨みじゃけどもな、運転するな、半月は。」
えっ。。。?
あれは、お酒に酔った幻覚なのかな。。
それから、家に帰って。それから。。
あの謎の老婆の話が気になり。それに、お酒の日もあったり、
子供に、車に乗せて、とせがまれたけど、
疲れているので、元気な時にと、ごまかして、
それから。。。
二週間前後。あの忌まわしい、盗難事故が起きた。。。
おそらく、敵対していた宗教団体の恨みを買い、救済活動と、悪徳宗教団体反対運動の恨みを。。、
あれは、殺人集団、人殺しもしていた宗教団体だったし。。
それで。。。
お金の無心を断られた逆恨み。。。
車を盗んだ実の父親が、
細工された車に乗って。ブレーキが利かずに死んでしまって。。。
あれは。。。
あれは、自分が、父親を殺したのだろうか。
2019年03月07日
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