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2019年03月05日

さよならクリスマスキャロル。22。さ迷える記憶の中で。。。。

ごめんなさい、ごめんなさい。ごめんなさい。。。許してくれ、許してくれ、許してくれ。。。

突然、、、パピルスを見た、患者さん、

パピルスが、恩師の病室と間違えて入っていき、、、その男性は、真っ青になって

サン太、サン太???みたいにブツブツ言って気を失ってしまった。

パピルスは、びっくりして、病室から出ると近くにいた看護師さんに助けを求めました。


全然知らないおじいさん、、、僕、なんか悪い事したっけ。。

看護師さんに助けを求めると、看護師さんは、あっ、サブリナ教授の病室は、南側が空いたので陽当たりの良いところに

変わったばかりです。えっ、、、こちらの患者さんが??苦しんでるですって

看護師さんは、ドクターを呼びました。

看護師さんが、クライド・フォレスターさんが、苦しんでます、というと、院長先生がやってきました。

院長先生は、ご多忙な身ですが、クライド・フォレスターさんをみてくれるドクターが、他にはいないのです。

以前、病院にクライドさんはクレーマーとして要注意人物になり、出入り禁止をドクター達が訴えましたが、それでも、生命の危機の時に、倫理的に、出入り禁止は、

人道としていかがなものか、と、院長先生だけが、理不尽にも、クライド・フォレスターさんが出入り禁止にならない様にかばいました。

定期診断や、街の無料の健康診断、
いつも、
クライド・フォレスターさんは、どうなってもいいからほっといてくれ、と、病院に悪態をついていました。

恩師のサブリナ教授のお見舞いに伺ったパピルスでしたが、


院長先生が、クライド・フォレスターさんの病室に行くと、病室の外のパピルスを見て、

はっ。。。
この人は、白いけどこないだのちっちゃなおじいさんみたいな顔をした、ワンちゃんと一緒の種類の犬だ。。。


「あの。。。僕は、サブリナ教授のお見舞いに来たんですが、、、」パピルスが、なにがなにやら、もうどうしたらいいのか戸惑っていると、

院長先生は、「サブリナ教授は、兼ねてからの希望の南側の陽当たりの良い部屋が空きましたので移ったばかりでした、」と、説明しました。


「僕は、、、そのおじいさんに、なにかしちゃったんでしょうか。」珍しくパピルスが、オロオロしはじめました。

「大丈夫ですよ、サブリナ教授は、病室を移ったばかりでした、」院長先生が言うと、
パピルスは、

「あの。。。ここのおじいさん、僕の顔を見て、びっくりして、サンタ、サンタって言って、、、気を失ってしまって。。。

「えっ。。え??サンタ?」

院長先生は、ハッとした。

あの小さな、ヴィーナス先生が頭に乗っていた、ワンちゃん、あの子もこの青年と一緒の、ナンチャラサン

テリアかな。。おじいさんみたいな顔のワンちゃんだった。。。

クライド・フォレスターさんは、確か、

あの人は、確か子供時代にドーベルマンかなんかの軍用犬に噛まれて瀕死の重体になり、

目の前で、父親が、ドーベルマンを射殺した、と街の噂になった。。。

確か、、怖い犬だ、大人もどうしようもない、訓練がいる犬だ、。

だけど、どうして、ナンチャラサンテリア
か、おじいさんみたいな顔の優しそうな、犬に反応するんだろう、

こないだもだ。

音鳴り街の院長先生は、首傾げました。

個室に眠る、クライドさんは、、

このまま、入院にもってけるチャンスだ、
治せるだけなおしたい。
院長先生は、医者として、人としての使命に燃えました。

できれば、心の傷も治せるだけなおしたい。

たとえ、最後、ターミナルケアでも、

人として安らかに送ってあげたい。




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