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プロフィール

2019年02月24日

クリスマス。7。遠い記憶の中で。。。

「可愛いでしょー、

クライド・フォレスター氏は、、、物心つかない日に、、同じぐらいの男の子に、にっこりと微笑まれ。

子どもの頃、
クライド・フォレスターが、庭に出ると、

ピョコ、ピョコ。

庭の木が、ガサガサいうので、オカシイな
と、見てみると、

わー、

真っ白い、おじいさんみたいな顔をした仔犬がシッポをフリフリして、

少年クライドに近寄ってきました。

オヤッ、サンタクロースが、やってきた、
一瞬、なぜか、時期が時期だけに、クライド氏は、その犬を、サンタクロースだと、

カンチガイしてしまいました。

髭があるけど、仔犬らしい、小さな犬を、クライド氏は、はじめてみました。

仔犬は、クライド氏の足元に喜んで、じゃれついています。

「待てーい、サン太〜ぁ。。。
すると、、、、垣根の向こうから、

男の子の声が聞こえてきます。

サンタ?サン太

まだまだ物心ついていない頃のクライド氏は、みるもの全てが新鮮な感動に溢れる毎日でした。

父親の、冷徹な、フォレスター氏の帝王学が始まる前で。。。

この頃は、さすがの、クライド氏も、無邪気さに溢れていました。

小さな犬をしゃがんでだっこしようとすると、
仔犬は、クライド氏の頰を喜んで、ペロペロ舐めはじめました。

「くすぐったーい。」
クライド氏は、サン太と呼ばれた、真っ白な、仔犬を、だっこして、門をでました。

すると、自分とおんなじぐらいの、男の子が、

「あっ、サン太ー。ダメじゃん、よそのおうちに勝手に入っちゃ、

と、男の子が、いうので、クライド氏は、

「サンタクロースみたいだね。」

いつの日か忘れていたけれど。

この頃は、クライド氏も、心からの、はじけるようなステキな笑顔を見せました。すると、男の子も、にっこり笑って、

「ウチに、いっぱいいるよ。。おじいちゃんが、この子達のお店やさんなんだー。僕も、大人になったら、お店やさんを継ぐんだー。
男の子がいうので、

クライド氏は、

「ワッ、そーなんだ!、へー、クリスマスプレゼントに、このわんちゃん買って貰おうかなー、
毎日、毎日、毎日、サンタクロースが家にいるって、ワクワクするね。」

「こんだけ、おーキナお庭なら、きっと、わんちゃんも、喜ぶだろうねー。

「僕は、クリスマスが、誕生日だから、きっと。。。プレゼントは、サンタクロースが、
欲しいものを、届けてくれる気がするんだー。」

クライド氏と、男の子は、サン太と一緒にしばらく遊びました。



当時、父親のフォレスター氏は、海外にほとんどいたし、母親は、遊び歩くタイプなので、家政婦さん任せなフォレスター家は、

まだまだ子どもに厳しい帝王学と、いうのがわかりませんし、

帝王学は、5歳から。。。

クライド・フォレスター氏にとって、

この頃は、貴重な、嵐の前の穏やかな安らぎの幸福な思い出でした。お手伝いさんや、執事さんが、

クライド氏のめんどうをみていたので、
まだまだ、あたたかい安らぎがありました。

あの、小さないたいけな可愛い少年は、
いったいどこへいってしまったのでしょうか。

長い長い、虐待と裏切りと。。。凄まじい人間関係に疲れ果て。

いつしか、クライド・フォレスター氏の成れの果て。
いまの、因業じいさんになってしまったのです。




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