「今年も、また、ブツクサぶつくさ、ウッルセー、だろね〜。」
音鳴り町で、クライド・フォレスター氏の近所の人々は、ひそひそ声で、クライド・フォレスター氏を非難しました。
神楽町と、隣町の音鳴り町と合同の、子ども達がパレードする、サンタクロースパレード、
音鳴り町は、昔、神楽町に、絶対君主制の、フォレスター一族から、救われました。
神楽町のおかげで、
平和になった、音鳴り町は、その記念も兼ねて、一緒に、クリスマス近くに、
子ども達が
サンタクロースパレードを
する事になりました。
いまや、神楽町と、音鳴り町の大事な伝統行事。一年の締めくくりとして、、。
小さなサンタクロース。今年の感謝と、寄付も兼ねて、大きな袋を持ったサンタクロースに化けた子ども達が、各家庭を廻ってくるのですが、
クライド・フォレスター氏だけは、かたくなに、寄付も子ども達の。サンタクロースの訪問も、断りました。
それなら、それで、子ども達が、
クライド・フォレスター氏の自宅には
行かない、相手にしない、と最初っから訪問しない様になってしまいました。
サンタクロースパレードに対して、音鳴り町の役所に、クライド・フォレスターは、一方的にガミガミクレームの電話をかけまくります。
サンタクロースどころか、泥棒か、
こじきみたいに、働かないくせに物を漁りにくるな、
ガキのうちから、もらう事ばかりでハシタナイなど。
役所のスタッフは、子ども達が、笑顔と元気を与えてくれるし、われわれの町を背負って立つ投資です、と対応しますが、
ワシは、帝王学、欲しいものは、自分で稼げ、サンタクロースなんか、いるもんか、と教えられたが、現実おらんじゃないか、貴様、、、ガキを騙してサンタクロースがいるだとか、アホなことをぬかしやがって
ウンヌンカンヌン、ダラダラ
クライド・フォレスター氏は、一方的に喋りたいだけ文句を言っては、電話を一方的にガチャ切りします。
「認知症かなぁ〜、この、偏屈じいさん。認知症なら、身寄りないだろ、役所に、くるよね、、」音鳴り町のスタッフが、嘆きます。
他のスタッフは、
「神楽町の、福の神さん達に相談しようか、もしも、エスカレートして、子どもたちを狙ったり、パレードに爆竹を投げたり、そこまでは、なくても、暴言を吐いたり
そんなん、されかねんやん!」
だいたい、サンタクロースが、いない、とか、
そんなん、いたいけな子どものうちから、自分で働け、みたいに言われ育ったらひねくれるし。
だから、そんな性格になったんだ御愁傷様。
だから、実家のフォレスター一族は破産したんだ、御愁傷様
と、スタッフは、ヘキエキしていました。
半分は。そういう家庭に育ってお気の毒な ものの。。。
半分は、だからって、良い人に優しい人に成人する場合だって、あるじゃんね、
それに、絶対君主制の時は、
先祖も、フォレスター一族にいじめられてきたし。
酷い事を重ね成り上がったフォレスター一族は、
伝統生まれながらにして、老舗名門というか、神域の、隣の福の神財閥に敵うはずがありません。
フォレスター一族の祖先は、福の神の恩恵があるので、神楽町に入りたがっていましたが、
福の神は、
悪さばかりしている、
フォレスター一族の在籍を許可しませんでした。だから、フォレスター一族は、成り上がって、音鳴り町の領主となり、
隣町の神楽町や、福の神達を逆怨みばかりしていました。
2019年02月23日
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