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2019年03月11日

茶目コ4コマ漫画。グリの気まぐれむかし話。うらしま太郎編。


IMG_4034.JPG

グリ。「うらしま太郎が、乙姫様からお土産に貰った、開けちゃいけない玉手箱を開けてみると、」

ヴィーナス。ソワソワ。。。


2、IMG_4037.JPG

グリ「なんとうらしま太郎は、もくもくの煙の中、
ヨボヨボのおじいさんになってしまいました。

ヴィーナス。「コノ、アンチエイジングジダイニ
シュナ坊「ヴィーナス、むかし話だよ、今どきの話じゃないって。」

3、IMG_4039.JPG

ヴィーナス&シュナ坊。ヒソヒソ。。。

シュナ坊「確かさー、うらしま太郎って、独身
乙姫様は、うらしま太郎が奥さんの元に帰って行くってカンチガイ

ヴィーナス「ア
タブンオクサンガイルッテ、カンチガイシテヤッタヨナーゼッタイニ。
オジイサンジャア、カネデモナイカギリハ、ワカイオンナニアイテニサレンシ。」

ウワキボウシ

4。
IMG_4041.JPG


シュナ坊「恩人に亀を助けて貰っといてさー、自分で御礼だって、おもてなししといて、だよー。すっげハラグロイ
ただより高いものはないよなー。

ヴィーナス。「ボッタクリノミセニ、ヒッカカッタヨーダ
クワバラクワバラ。。。」

タイホサレローオトヒメヨ



オシマイ。チャンチャン



さよならクリスマスキャロル。三〇,迷子の白い天使たち。。。

クライド・フォレスター氏入院。。。

冷血と金の亡者、クライド・フォレスター氏入院。。。癌か

少し、痩せたんじゃない、

三流SCANDAL記事。。。

ビリッ

退屈しのぎに馬鹿馬鹿しい三流SCANDAL雑誌を読んでみようとした、音鳴り病院の個室のクライド・フォレスター氏は、

あまりの馬鹿馬鹿しい三流SCANDAL記事に、読まないうちに雑誌を破ってしまいました。

廊下に出たりすると、自分と同世代ぐらいのおじいちゃんおばあちゃん、のお見舞い盛り。。。

どうも、幸せな彼らの
孫らしき子供が花を持ってきたり、雑誌や身体に良さそうな漢方のお茶みたいなものを抱えていたり。。。

クライド・フォレスター氏は、なんだか、

また、個室に戻り引きこもってしまいました。どうせ。見舞いには誰もやってこない。

仕事関係者、ビジネスライクに雇う家政婦は、自分が入院したので、休業させましたが、

しょせんは、
おかねの関係。。。雑誌に書かれる大富豪の名の知れたクライド・フォレスター氏ですが、

予想していた通り。。。誰も、お見舞いにやってくることはありませんでした。

クライド・フォレスター氏は、
もうすぐ、誕生日。クリスマス。。。

嫌な気持ちになる、古傷が、身体も心も陰に陽にズキズキします。。。
そんな時。

ガラッとクライド・フォレスター氏の

病室のドアが開きました。

見ると、そこには。。。はっ


幼き日に、、、

あの幼き日に蘇る記憶が。どこかで会った様な。。。
幼稚園児ぐらいなんでしょう、多分。パジャマ姿の、あの、サンタクロースの顔をした白い小さな仔犬が、立っていました。

多分、病気で入院患者さんなんでしょう。

サン太
思わず年甲斐もなく嬉しくなり、クライド・フォレスターさんは、叫ぼうとしましたが、

ハッとして、グッと叫びたい気持ちをこらえました。

「あっ、間違えちゃったー。」その白い小さなサンタクロースみたいな仔犬がいうと、後ろから


「ピカりん」と、いうので、

またまた、クライド・フォレスター氏は、はっと、

どういう、偶然の巡り合わせ。。。

ピカりん、ピカりんとは、幼き、フォレスター一族の洗脳帝王学に染まる前に、

弟のヒカルを、そう呼んでた、確か?

ああ、懐かしい。。白い小さなサンタクロースみたいな仔犬が。。。

ピカりんという呼び名が。。。泣きそうになり、馬鹿馬鹿しいなとハッと気づくと、

「ピカりん、こっちだよ、ごめんなさい、おじいさん、さあ、いくよ、」
その、白い小さなサンタクロースみたいな仔犬より、少し大きいであろう仔犬が、クライド・フォレスターさんに、ペコリと、頭を下げて、小さな仔犬を迎えにきました。

多分、兄弟なんでしょう。
年長の仔犬は、元気そうでした。

「バイバーイ、早く元気になってね、おじいちゃん」年長の仔犬が、小さな仔犬をおんぶすると、

おんぶされた、小さな仔犬がクライド・フォレスターさんに
ニコッとして、手を振りました。

「ひかる、行こう、おじいちゃん失礼しました、お元気で、」年長の仔犬が言います。


ピカりん、ひかる、白い小さな、サンタクロースみたいな仔犬。。。

兄弟が言ってしまうと、

クライド・フォレスターさんは、

誰にも知らず、嗚咽をあげ子どものように泣きじゃくりました。




2019年03月10日

さよならクリスマスキャロル。29。クリスマスパレードに向けて。。。

神楽小学校児童会。。。


児童会会長は、なぜか、中学年生徒の笑〜です。周りの学校からは、女傑笑〜が、児童会会長に就任し、マドンナ小学校と呼ばれる事になりました。

笑〜は、高学年生徒たちからすら、児童会会長に推薦されています。

ヴィーナスも、低学年児童ながらも、児童会の書記を任されました。

二人は、はっきり言ってやりたがりの仕切りたがり。

誰ともなく空気の流れが勝手に二人を委員に押し上げました。

その他、副会長、会計、執事。。。


副会長は、お洒落なハリネズミのポー


なかなかイケメンで、女の子の隠れファンが何人かいます。
料理の福の神のタチバナのスイーツ店のショコラティエです。

会計は、笑〜の福の神神社の巫女、

象のエスメラルダ。暖かい優しいお母さんのオーラがあります。

執事は、福の神印の蜂蜜の蜜蜂のブーンです。
気遣い細々。。。気配りばっちり。

その他、補佐助役の茶目コ、あと少し、パソコンに詳しいアイテイ小僧など、代理構成員がいました。

シュナ坊は、児童会とは、関係ないのに、

児童会では、お菓子の持ち寄りも内密でよく行われ、ショコラティエのポーの試食もたまにくれるので、

ゲスト。ゲストー、

と、勝手に児童会に調子良さげにまざります。

だけど、めんどくさいゴミ拾い活動の、後始末やら集計作業になると、

シュナ坊は、さっさとランチビュッフェに他の友達と涼しい顔して行ってしまうのでした。


神楽小学校の給食時間は、ビュッフェスタイルで、最初に、低学年と中学年の半分、

後半時間、中学年の半分と高学年が、

小学校のカフェテラスで。食べていました。

メインディッシュは、各自決まっていましたが、サラダやスープやパンやご飯は、バイキングでした。


ときおり、福の神の計らいで、礼儀作法の訓練がてらのマナー、

コースお料理が出たり、高学年の調理実習のお料理が出されたり

魔女の大鍋で、漢方薬草健康茶を作り飲んだり、
おでんや、全校カレー飯盒炊爨や、農作業の収穫物調理実習もありました。

11時半から12時半、12時半から1時半と、前半後半、カフェテラス使用がありましたが、

児童会役員の生徒は、みんな既に働く就労児童ばかりで、

放課後の残業ができないので、

児童会がある時は児童会室で、
ほぼ、お昼の2時間でした。


しかし。児童会役員ともなりますと、明るい活発な子どもばかり。

ワイワイがやがや。

児童会では、神楽小学校の生徒たちと、お隣町、音鳴り町小学校のクリスマスパレードの課題を、考えるでした。

クリスマスパレードのゴールの、神楽町と音鳴り町の境い目広場には、

合同クリスマスパレード記念に植えられた、
大きなモミの木がそびえ立っています。

前々から、
七夕の短冊の様に。、
真夏の流星群の日に、キラキラした落ちてくる星のかけらを拾い集めて、

図画工作の時間に、リボンや鈴やベル、サンタクロース、星型。ジンジャーボーイなどなど

クリスマスらしい形に
削り、磨いて
好きな飾りをつけます。

クリスマスパレードが近いと、学校で保管し寝かせたクリスマスみたいな星のかけらのオリジナルな飾りに


短冊の様に願いを書いて吊るし、みんなモミの木に結びます。

モミの木の星のかけらの飾りは
キラキラ。り!

シヤララララと、きらめく音を出して、

夜空のイルミネーション。色とりどり輝きます、


それから。。。

モミの木のまわりには、
神楽町と、音鳴り町の人々の手作りの、
まるで、無数の星のかけらの様ないろいろな色の
たくさんのキャンドルを灯し、

いただきました、プレゼントの抽選会やら、いただきましたおかねをみんなでわけ、
孤児院に何パーセントか寄付し。

お金が多額の場合、

神楽町や音鳴り町の整備など平等に分けられています。

あとは、事前に行なった早めの大掃除のゴミを今年の垢とみなし、垢落としで、

ゴミを焼き焚き火を囲みます。

焚き火を囲みながら、大きな大きなモミの木の、根元に埋まっている昨年度のタイムカプセルを掘り出して


飲んだり食べたり歌ったり踊ったりで、

タイムカプセルを開け
そのなかの、
昨年度のクリスマスツリーに吊るした星のかけらのオリジナルアクセサリー



去年の自分と、今の自分との貴重な対面をし、子ども達は成長を感じたり反省するのでした。


星のかけらと短冊の。星のかけらが、真っ黒になったり割れていると、

もっと頑張りましょう、だし。

星のかけらが錆びているのは、これからです、もっと行動しましょうね、

星のかけらが、キラキラしているのは、よくできました、で、この場合は、キラキラ生きている星をまた、

空に返してあげます。

短冊のみな、
星のかけらが消えているのは大変よくできました、大きく成長できました、です。

一番急成長した、歳の子には、

星のかけらが、虹色にキラキラピカピカ輝いてまぶしいほどです。

その一番星は、まるで、モミの木のかんむりの様に、モミの木のてっぺんに一年間吊るされます。
それは、夜になるとキラキラ虹色に一年間虹色にわたり輝いて、

また、クリスマスパレードの日にその歳の一番星を取り換えていくのでした。

短冊、去年の星のかけらは、焚き火で焼きまして


クリスマスパレードのパーティー終了後に、今年飾られたみんなの星のかけらの短冊を取り外し


願いを込め、また、来年度まで、

みんなや町の幸せを願いながら

タイムカプセルとして埋められるのでした。




茶目コの四コマ。 グリの子守唄絵本、王道シンデレラ編。


1
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2、
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4。
IMG_4012.JPG


オシマイ。ちゃんちゃん。

グリちゃん、こいつら、ハナシにならない。



2019年03月09日

さよならクリスマスキャロル。28。クライドさんの少年時代。

その前に、なぜ、

ジョイ・フォレスター氏の息子が、

長男、オリバー
次男、クライドと、外国名なのに、

ヒカルだけが、東洋名なのは、理由がありました。


弟のヒカルとジョイ・フォレスターの二男の
クライドさんとは、年子でしたが、クライドさんが、クリスマス産まれ、
ヒカルは、一学年下の四月産まれ。。

同じ女性から産まれてくるわけにあらず、
そう、ヒカルは、ジョイ・フォレスターさんの、唯一愛した東洋人女性の子供で、
弟と言っても
腹違いです。

ヒカルのお母さんは、ジョイ・フォレスター氏が、日本へ行った時にできた唯一、生涯愛した女性でした。

ジョイ・フォレスターさんは、冷徹な家庭を顧みない冷血漢な反面、美しい繊細な美意識と四季の織りなす、細やかな気配りと礼儀正しさの日本が大好きでした。

美術品や骨董のコレクター。
美術も、美しいものも、美味しいものにも目がなく、お金があるかぎりの贅を尽くしていました。

兄のオリバーと、クライドさんの母親で、ジョイ・フォレスターさんの
妻のイライザとは、
乾いた政略結婚の果てに。
だから、美しい日本女性の、ヒカルの母親に目をつけずにはいられません。


ジョイ・フォレスターさんは、真からの美しいものを愛する趣味と、

反面、クライドさんを襲ったドーベルマンを射殺した様に、猟銃のハンティングの趣味がありました。
お金持ちの趣味と言えば、趣味です。

だから、
しぶしぶ。
ヒカルが、最終的に、美術大学に行く、というのを、フォレスター一族の一員として働くのを条件に最終的には折れました。

しかし、プライドのかたまりの、ジョイ・フォレスターさんの妻、

イライザは、自分が、クライドさんを妊娠した時期とそう変わらない時期に愛人であるヒカルの母親が、ヒカルを妊娠していた事に、

気が狂わんばかりになりました。
昔だったし、ヒカルの母親は、産後の肥立ちが悪くて、

そのまま亡くなってしまい、ある日突然、ジョイ・フォレスターさんは、ヒカルを家に連れてきたそうです。

絶対君主制の、ジョイ・フォレスターさんに、妻のイライザは、気が強いけれども逆らえません。

愛人の一人や二人、英雄色を好む、ですと、イライザは、舅や姑に理不尽なお灸を据えられました。

実際
ジョイ・フォレスターさん自身も、正妻の子でしたが、腹違いの兄妹もいます。

フォレスター一族の男性は、代々艶福家の産まれです。

だけども、自分の旦那に限って。。。

仕事と趣味人間のジョイ・フォレスターさんは、まさか、女性関係に問題なかろうと高を括るイライザは、しっぺ返しをくらいました。


やはり、血は争えないのです。

しかし、イライザは、文句を言おうものならば、無一文で身ぐるみ剥がされ追い出されます。イライザは、資産家の娘でしたが、

今や、実家は没落しています。没落した華族といった感じで、ジョイ・フォレスターさんは、

結婚当時は栄えていた華族の娘との政略結婚の計算でした。しかし、実家は没落してしまい、イライザは、肩身が狭いのです。

イライザも、フォレスター一族の資産や地位に目がくらみましたし。お互いそれほど好きではないのですが、

意地やプライドや見栄は人一倍虚栄心も強い女でした。

黒髪で、明らかに顔立ちが、オリバーやクライドと違うヒカルは、

クライドさんが、赤ちゃんの頃から家に引き取られましたが、

日に日に薄々、人の噂も兼ね、成長するうちに、ヒカルは愛人と父親の間にできた子だ、とクライドさんは、知るのですが、

どうりで、ヒカルは、優しいいい子だと感心するばかりで、愛人と父親の子、

でも、嫌いにはなれませんでした。むしろ、虚栄心女イライザの実子であるクライドさんは、羨ましいぐらい。

ある日、こっそり、父親の書斎を探検して、黒髪の若い綺麗なヒカルのお母さんらしい、女性の写真を偶然見つけ、胸がときめきました。
それは、幼き日。
小さな
クライドさんの初恋でした。

父親のジョイ・フォレスターさんも、

いまの、クライドさんも、自分を棚に上げて、穏やかな人間を好みます。

祐希さんと、言うのでしょうか、写真の裏に、祐希と書いてありました。
きっと、二十代前半であろう、
色が白くて長い黒髪の美しい
清楚な感じの美人でした。

とろけるような感情に、
クライドさんは、ドキドキしました。

小学生ぐらいとは言え、男の子。綺麗なお姉さんはみんな大好きです。
親子女性の好みは似るってあるかもしれないな。。。

なんだか、ムズムズとします。

冷え切った、帝王学を学び。

洗脳され汚されていく、
クライドさんは、だんだんひねくれてはきましたが、でも、心の片隅に、純粋な子供がまだ住んでいた頃です。



茶目コ。4コマ漫画。 グリの子守唄。かぐや姫編。


1、

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2、

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3、

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4

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グリとヴィーナス。。。

むかし話、絵本にワクワクするロマンチストなグリ。

良い人が幸せになる、ってハッピーなストーリーが大好きで、

深読み裏読み、本当は怖いなどなどの、裏話てきな闇のむかし話が嫌いな子。

むかし話は、ハッピーエンドじゃないとー。

悪い人はバチが当たればいいのだしね。
反省して良い人になれば、なおよし、の、平和主義なんだけど。。。

お兄さん、お姉さんとして、ちょっと歳下のヴィーナスや、シュナ坊を寝かせようと、
絵本を読みますが。。。




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さよならクリスマスキャロル。27。追憶。。。クライド・フォレスター

音鳴り町の音鳴り病院で。。。

ビアンカ院長先生は、言います。

手術や治療を行えば。。、快復の兆しもなくはありません。。。

クライド・フォレスターさんは

実は、死ぬのが怖くあり、波瀾万丈の人生の中で、誰にも言えない事をしましたが、

今まで自殺を考えたり、死にたいと思った事は全くありませんし、死ぬのが怖い事は誰にも言えない事実でした。

だいたい、クライド・フォレスターさんみたいなタイプは、周りから死ぬのも怖くなかろうとか、人生金だけだろうとか、

なんの楽しみがあって生きているんだろうとか、

自殺を考えたりした、とか、そんな風に、世間からは思われてる人間だろうなと、クライド・フォレスターさんは自分自身が思っていました。

死ぬのが怖い、なんて、誰にも言えるはずがありません。プライドと意地を。。

だけど、あの、ヤブが、ビアンカが、

クライド・フォレスターさんを助けようと、
まるで、いたいけな子犬の様にまとわりつくし、

明らかに、自分とは違う次元やフィールドで生きている人々。。。

自分が交わるタイプではない人々が、自分を助け、

幼き頃に夢を見て、なぜか、
幼き自分の夢を断片的に、この頃見るようになってきました、

実は、はっきり覚えては、いませんが、フォレスター一家の帝王学に洗脳される前の無邪気な幸せな、なにも嫌な事を考えなくても

よかったあの頃の夢を見ては。醒めて現実にがっかりしたり。目覚め、泣いている自分に気づいたり。。。

その実は、夜眠ることが、、最大の楽しみになっている、なんてこと、

ハッ。。。

信じられない。仕事ばかりで特に趣味はなく、それが、吹きだまりになって嫌がらせや悪態になって。。。そんな楽しみもなく嫌な人生だった

枯れ果てた、クライド・フォレスターさんは、

ジワジワ謎の
ハートから暖かいものが溢れるのを感じました。

眠る事が夢を見ることがこんなに幸せなんて。。。

夢をはっきり覚えてないのに、、、なんて幸せな感覚。。思わず人に優しくしたい感覚があふれだしました。

しかし。ハッとして。。。これは、夢ではない、今は現実なのです。

だけど、ヤブがうるさいからだ、

クライド・フォレスターさんは、

入院を迫るビアンカ院長先生がしつこいせいにして、個室入院をする事にしました。

実は、言えないけれど、死ぬのが怖いし。
お金がありあまり、何に使っていいのか、はっきり言ってわからない。腐るぐらいお金がありました。

入院は、自分の為です。自分の為の投資なら馬鹿らしくない。人のためになんか使うもんかと。。。ただ、はっきり言って、

幼き頃の封印していた暖かい感情が湧き上がるたび、湧き上がるたび。。。


人に優しくなりたいと、自然にフッと感情が湧き上がり、ハッといかん、いかん、惑わされてはいかん。と、寄せてはかえす波の繰り返し。。。感情の波にさらわれそうになりました。。。

さらわれてもいいじゃん。さらわれなよ、ね、

子供の頃の無邪気な、失踪した弟のヒカルが、天使が舞い降りた様に、夢で優しくささやきました。


ヒカルは、今どこにいるのでしょうか?そもそも、その前に、生きているのでしょうか?


大学時代、ヒカルは下宿先から突然失踪しました。

クライド・フォレスターさんの弟のヒカルは、大学を卒業したら、フォレスター一族の捨て駒にされるのを嫌がり、
反対されながら、
美術大学を受け、絵ばかりを描いていました。

ヒカルは、フォレスター一族の帝王学に洗脳されませんでした。

ヒカルは反骨精神が旺盛で、フォレスター一族の悪どい策略に反抗、抗議し、

クライドとヒカルの父親の、ジェイ・フォレスター氏に殴られてばかりいました。

ヒカルは優しいので、自分からは手をあげる事はありませんが、ゆきすぎた父親の暴力に、立ち向かい、取っくみあいをよくしていました。

それでも、世間体ばかりの父親ジェイ・フォレスターは、ヒカルを勘当しませんでした。


クライド・フォレスターさんは、ヒカルとは性格は、全然違うのですが、ヒカルを嫌いではありませんし、自由に生きられる彼が羨ましいと思いました。


美術大学でないと大学をでないと言い張るヒカルに、愚か者めと、ヒカルを殴り、
このまま遊び人になるならと、
父親のジェイ・フォレスターさんは、
しぶしぶ世間体を重んじ、美術大学に進学させましたが、


ヒカルはわざわざ、家から離れた遠方の大学へ行き、

思えば、既にあの時から、ヒカルはフォレスター一族から逃れような計画を立てていたのでしょう。。。

ある日突然、下宿先からいなくなったのです。

しかし、もう、とっくに、クライド・フォレスターさんとヒカルの父親の、ジェイ・フォレスターさんは
彼から言わせると、
フォレスター一族の出来損ないの恥。ろくでなし、、、

ヒカルを諦めていました。

それから、フォレスター一族は転落と崩壊の一途をたどり、

天から地へと。。。

ヒカルの安否を気遣うどころの話ではありませんでした。。。

クライド・フォレスターさんも。。


ですが。。

そんな、クライド・フォレスターさんは

なぜか、子供時代の無邪気なヒカル。

弟のヒカルが仲よかった、それだけは、はっきり覚えていて。。

ヒカルは、いまどうしてるんだろうか?

ふと、思うことがありました。

もしも、ヒカルが困っていたら、

手を差し伸べて。。。はっ。

それは、きっと弟だから、肉親の義務なのか。。。

クライド・フォレスターさんは

不思議な気持ちが胸にうずまきあふれ出しそうになりました。





2019年03月08日

さよならクリスマスキャロル。26,ミーハーなお じいさん達。。。

「えー。クライドさんが、入院したんだー、ほー。」

神楽小学校の
用務員さんの、ミーじいさんは、隣町、音鳴り町の従兄弟の木の咲じいさんから連絡がありました。

ミーじいさんと、木の咲じいさんは、たまたま、ヴィーナスとシュナ坊と、苦しんでいる場に遭遇し、病院嫌い人嫌いな音鳴り町の鼻摘まみものの、

クライド・フォレスターさんを病院に搬送しました。一度、病院が嫌でクライドさんは、家に戻りましたが、病院必須な病状態で、

結局また倒れ、木の咲じいさんと奥様のめいさんに病院に発見され搬送され、


病院嫌い人嫌いのクライドさんも、
とうとう入院必須の状態を自分で悟ったようです、

緊急搬送の人助けをした木の咲じいさんは、
音鳴り病院のビアンカ院長先生から、

感謝の一報を木の咲じいさんにいただきました。

これもご縁だし、クライドさんのお見舞いにいこうか、ミーじいさんは、木の咲じいさんに言います。

ミーじいさん自体は、もともと子どもの頃から、木の咲じいさんはもちろん、近所の友達。。。幼なじみ、、シュナ坊の元飼い主の、三木龍馬のオジイも、

自然にガヤガヤして、友だちができてあたりまえな感覚でしたので、人嫌いな人の気持ちがわかりません。

だから、クライド・フォレスターさんは、
多分、人嫌いな人と言っても、本当は、友だちが欲しいけど意地を張ってるだけだろうに、と勝手に思ってしまうのです。

それに、関しては、人当たりの良い木の咲じいさんも一緒でした、ビアンカ院長先生に、

お見舞いに行っても良いか聞こうかのう。ミーと木の咲のオジイ2人はすっかり盛り上がっています。

悪気はないけれど、昔の人間で、自分達もそうじゃからの、きっとあの人もそうなんじゃ、という疎いところが2人にはありました。

多分、クライド・フォレスターさんは、同じぐらいの年じゃろう。

ビアンカ院長先生も、、、それぐらいだし、と、妙な親近感わく感覚でした。


「エンソクジャナイゾウ

ミーじいさんは、すっかりその気になり、
朝、神楽小学校近くの喫茶店の南風で、モーニングに来たヴィーナスと福ちゃんがいたので、ミーじいさんが、

クライド・フォレスターさんを搬送した御縁、お見舞いに行くと報告すると、ヴィーナスに言われました。

「ビョウキノヒトハケンコーナヒトニアイタクナイカモシレナイヨ
マシテヤ、ヒトギライジイサンデショニ

ヴィーナスは、小生意気に珈琲の香りを楽しみながら大人っぽく言いました。

ヴィーナスは、今時の子どもでシビアな面があるし、既に働いて人前に出る事が多く、なかなか耳年増です。

まぁ。ヴィーナスも、独りよがりな勝手のいいところもたくさんありますが、

他人には冷静な視点を持っています。



木の咲じいさんは、ビアンカ院長先生の息子さんの、車整備の商店にたまにお世話になったいたので、車検の話しもあるし、ちょっと

ビアンカ院長先生の息子さんのお店に顔を出そうと思いました。ビアンカ院長先生は、

施設から音鳴り町にやってきて、それから木の咲じいさんとは学区は違うけど、
同じ町内で、
ビアンカ院長先生の養父さんが、
音鳴り町の評判の車整備店だったので、
太陽の意味で、サン商店に、
木の咲じいさんのお父さんの代から、ずっとお世話になっていて、

ビアンカ院長先生は、医者になり、娘さんも女医さんになったみたいでしたが、
ビアンカ院長先生の息子さんは、祖父のお店再びサン商店を継ぎ経営する事になりました。

立派な院長先生になった、みなしごだったビアンカ院長先生。。。

そのせいか。

成功しても、セレブ街に住まず、音鳴り町の下町に結婚してからも養父母と住んでいました。今時珍しい。息子さんの夫婦も、

ビアンカ院長先生と一緒に暮らしているようで、恐らくは、肉親の絆が強いのでしょう。





2019年03月07日

さよならクリスマスキャロル。26。クライド・フォレスターさんの決意。。。

ゾクッ。。。。
実の
父親が、私の車を盗み、、事故にあい死んだ。
あの日のこと。。。それから。。。

ビアンカ院長先生は、想いを張り巡らせました。

そのショッキングな事件も、
お前が悪いんじゃない、お前は、被害者なんだよ。周りは
みんな、私のことをそう言って慰めてくれた。

「どう考えても、君は被害者だよ、気にする事ないさ!!それにしてもかわいそうに、ずーと悩んでたなんて。」医師の先輩たちも、しきりに気遣ってくれた。

マスコミも、、、私が敵対していた悪徳宗教団体は、世間を騒がせ、たくさんの被害者が出ていて、現実。

真実を伝えようと、張り込みをした
記者と、悪徳宗教団体の信者の反対家族が、2人殺害されたり、

私も、電車のホームから突き落とされそうになったり。。。

当時、同僚や先輩たちが、飲み好き、

製薬会社の担当の方も飲み好き。

わたしも、お酒はイケる口だったので、

新車の待ちを兼ねて、

電車通勤、飲んだらタクシーの形態の時期があった。。。


新車を買ったら、子ども達も乗せて欲しいとせがまれて、少しお酒を控えようかと

考えていたけれど。。。

まだまだ、接待が続く。。。

結果、それが命拾いした

街角の謎の老婆の

死神みたいなマントの。。。あれは、死神どころか、救いの神。。

だけど、私ではなく、父親が亡くなり、やはり、死神とも言える。。。

私は表彰されたりして、マスコミにも、新聞にも載り、、注目されていたので、それで、実の父親と母親に見つかり、金ヅルにされたりしたが。

マスコミに注目されていたため、亡くなった父親の悪事、脅迫、母親の悪事も記者が調べられ、ますます私は同情されることになったし、

悪徳宗教団体からの被害者救済活動も、マスコミで取り上げられ、私は英雄になった。。。

以来。。。相変わらず、占いや宗教団体は信じないものの、運命を信じる様になった。


幼い頃、小学校にあがるかあがらないかの頃に、優しい養父母に巡り会え、

たまたま、養父母の亡くした子供と自分が、同じ年で。。。男の子で、

養母はもう子供ができなかったし。。。

養父は、自動車整備士で、経理や事務を養母がおこなう商店で、

きっと、養父母は、自分に店を継いでほしかったのかもしれないけれど、

養父母の感謝の為にも勉強をがんばり、

医者になりたいならと、快く。ドクターになる事を心から応援してくれて。

結婚したら、妻の希望もあって、養父母と同居してくれたし。。。私の娘や息子も。可愛がってくれて。。。

私は、後天的な人間関係は恵まれすぎてバチが当たるほど恵まれてきた。。。

養父母にも、妻にも、教授、先輩たち、同僚たち。。。
子どもにも、男女2人も恵まれて、

娘は女医、息子は養父母の自動車整備士を継いでくれて。
2人ともに、
素直な子に育ち。

わたしにも、ライバル視をする輩や、
確かに、妬み足を引っ張る輩がいたけれど、、、それは、どこでも少なからずいるだろう。。

だけど。。。

あらゆることが、後になって、トラブルも含め、必要な出来事だったのか、

今思えば、偶然は、必然に。。

神のいたずらは、女神の微笑みに。。。


ビアンカ院長先生は、、相変わらず、偏屈なクライドさんの病室で、

独りでに話していた。

クライド・フォレスターさんは、「静かにしてくれ。入院する。入院すればいいんだろ、ヤブ。
誰ともあいたくない、個室にしろ、金はある。陰気臭い病人と同室にされたんじゃたまらんし。


やっと。クライド・フォレスターさんは、入院してくれる気になった。。。

ビアンカ院長先生は、実はもう少し話しを聞いて欲しいが、だけど、まず、

クライド・フォレスターさんを助けられることができるかもしれない事に希望が湧きました。

なんだか、この人には、精一杯な事をしてあげたいと思ったからです。

確かに、クライド・フォレスターさんは、

フォレスター一族、クライドさんの父親や兄を見捨てて自殺に追いやったかもしれませんが、、、

だけど、肉親だからと言って、肉親に苦しめられたり、殺したい感情になる事を、ビアンカ院長先生は、身に染みてわかっていました。


その実なまなましい死線と人生ドラマにぶつかる病院で、暴走族の子どもが瀕死になり、親を呼ぶ時に、親が呼んでも呼んでも来なかったりや、

早く殺してください!と、いう親すらいましたし、

遺産相続問題で、殴り合う兄弟で、警察を呼んだことも何回かありました。


だから、死ぬほど、嫌な目に遭わされたであろう、クライド・フォレスターさんが、

一方的に悪者とは思えない。奥深な因業を、ビアンカ院長先生は、感じずにはいられませんでした。






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さよならクリスマスキャロル。25過ぎ去りし日のイリュージョン。

もしもし。。。もしもし。。。

あれは、30歳前後。。。脂の乗り切ったまだまだ野心満々な頃。。。

夜勤と、そうでない日は、製薬会社とか、それから、いろいろな接待が続き。。。

その日も、料亭で接待が終わったあと、

バーで同僚と飲んで別れて、帰宅時。。

もしもし、もしもしそこの、お若いの。。

どこからか、声がする。

「えっ。。。」若き日のビアンカ院長先生は、

周りをキョロキョロ見渡しました。

「あなた様、あなた様、」薄暗い路地に、

あっ、いかにも、ドラマか漫画みたいな、謎の死神みたいな、黒いマントの、小柄な人が、水晶玉を置いた小さな小汚いテーブルに座っていた。


えっ。。。なんだ、占い師?

ビアンカ院長先生は、占いなんて、興味もなければ、テレビのラッキーナンバーやラッキーカラーなど、全く信じてもなかった。


干支やら星座。おんなじ人が全ておんなじわけがない。全然違うタイプの人ばっかり。人は、みんな違って当たり前、ばかばかしいなと思ってたし。

占いなんて、信じる人の慰め薬であり、精神的なヘルプというか。とにかく興味は、なかったが、なぜか、吸い込まれる様に

スーッと、多分小柄なおばあさんらしき、死神マントの前に呼ばれるがままに立っていました。

「お若いの、、、あなたは、随分な悩みがあるようじゃの。」地を這うような不気味な声が。。。

はっ。。。まてよ。悩みなんて、誰にでもある。。、そうやって心理作戦的に乗せて、なんちゃらかんたら、言って、

多分、自分が、まぁ、これでも身なりは悪くはないだろうから、お金持ちと見なし、お金をひっかけるん、そーじゃないか。

それとも?いまや、問題な、新興宗教かも。。やばいな。ビアンカ院長先生は、後ずさりしましたが、その、死神マントのおばあさんは、

「お若いの、当分車に乗っては、いかん!!なーに、乗せてもらうのは問題ない、だけど、ハンドルを握るな。1か月とは言わない、半月はダメじゃ。」
その謎のおばあさんは、怒った様に言うので、

「あ、あの、新車を買ってばかりで、子供も喜ぶんで。」と、新車を買ってばかりで乗るなと言われ、
ちょっとビアンカ院長先生は、ムッ

と、機嫌が悪くなりましたが、

しかし、謎のおばあさんは、

「あんた、死ぬぞ
半月は、車の運転をやめないと!あんた、いろいろなひとの為にたくさん良いことをしたり助けたり。。な、してるじゃろ、

だけどな。反面、それを妬んだり面白くない人間もたくさんいるんじゃ。怨まれてるな、逆恨みじゃけどもな、運転するな、半月は。」

えっ。。。?


あれは、お酒に酔った幻覚なのかな。。

それから、家に帰って。それから。。

あの謎の老婆の話が気になり。それに、お酒の日もあったり、

子供に、車に乗せて、とせがまれたけど、
疲れているので、元気な時にと、ごまかして、

それから。。。

二週間前後。あの忌まわしい、盗難事故が起きた。。。

おそらく、敵対していた宗教団体の恨みを買い、救済活動と、悪徳宗教団体反対運動の恨みを。。、
あれは、殺人集団、人殺しもしていた宗教団体だったし。。

それで。。。

お金の無心を断られた逆恨み。。。
車を盗んだ実の父親が、

細工された車に乗って。ブレーキが利かずに死んでしまって。。。

あれは。。。

あれは、自分が、父親を殺したのだろうか。