おはようございます、ちゃちもんです。
今回はROA(Return On Assets)についてです。
ROAとは総資産利益率のことです。
ROAとは、自己資本と他人資本(借入金とか社債とか)を含めたすべての資本を、会社でいかに効率的に運用できているかを表す指標です。
ということは、ROAが高いほど調達資産全体を効率よく使い利益を上げていることを示します。
逆にROAが低いと資産全体を上手く使えていないということになります。
業界によって基準とする数値が変わり、
製造業などではROAの数値が5%を越えていると優良企業と言われるのに対して、
設備投資が多く必要とされない情報通信業などではROAの値はより大きいことが求められます。
業界毎に自分が優良企業だと思うようなROAの基準を定めて企業分析していくことが大事ですね。
ROEが自己資本を効率よく運用して利益を出しているか表すのに対して、
ROAは総資産を効率よく運用して利益を出しているか表す指標になります。
ROAは当期純利益÷総資産×100で求めることができます。
多額の負債を抱えていても総資産に含まれます。
多額の負債を抱えていても利益を多く生み出している会社であればROAは高くなるため、
経営状況を分析するのであれば他の指標も見ることが重要です。
ROAとROEどちらが大事というわけではなく、どちらも調べてさらにほかのRER等の値を調べて企業分析していくことが大事ですね。
今度の投資活動の励みになれば幸いです。