2015年05月18日
月山筍の季節
月山筍(がっさんたけのこ)
出羽三山のひとつ月山。湯殿山、羽黒山とともに山岳修験の霊峰として知られ、標高1984メートル、日本百名山、花の百名山でもあり小説にもなった山です。冬期の積雪量が半端ない豪雪地帯にあることから、月山では4月〜7月までスキーができます。というよりも、本格的な冬に月山でスキーはできない。厳冬期の山をこなせるような人でなければ難しいというのが実情かもしれません。月山は夏スキーともう一つ、月山筍でも有名です。これはチシマザサの筍でネマガリタケと言われる、細い筍。この筍が出るのが5月下旬から7月の半ばころまで。地元では山菜の王者として愛されている春の珍味です。本物は、何といっても天然の月山筍で、よほど山を知っている人でなければ採取は難しいと言われています。ツキノワグマも大好物なので、筍採りの競争でひょいと薮の中でご対面などということもあるのだそうです。
みそ汁
月山筍はみそ汁で味わう。しっかりした歯ごたえと旬の筍の香りがたまりません。地元では天ぷらがイチオシとおっしゃいます。また、酒飲みは皮付きのまま七輪でしっかり焼いて熱々の皮をむきながら、ほくほくの筍を食べて酒を飲む。これが「まあづ、こでらんね」と。もし天然ものが手に入ったらぜひお試しあれ。ゴールデンウィークも過ぎましたので、月山道も通行しやすくなりました。山形の鶴岡、酒田など庄内に出かけて産直を探せばきっとみつかるはずです。
月山筍 ガッサンダケ 1Kg産直
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