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2021年09月19日
世界のお金持ちが実践するお金の増やし方
パッションが強い人は、朝起きてから夜寝るまで、ずっと自分の目標や夢について考えています。 だからこそ彼らが商品やサービスをつくったとき、その質は高くなる確率が高いのです。
お金持ちがよく使う言葉に「 rich on paper」があります。つまり、紙＝「株式や債券」としての資産は持っているが、現金はあまり持っていないということです。
ここで大事なのは、「世界のお金持ちの多くの資産を占めるのは株式」ということ。つまり統計的に考えれば、株式投資をするのがお金持ちへの近道となります。
なぜ失敗の仕方をマスターするのか。失敗の仕方をマスターすれば、それを回避する方法がわかる。そして失敗を回避していれば、成功は自ずとやってくるもの。
私は起業家としても活動していますが、日本に戻ってきたときに弁護士に「日本で会社を設立するにはどのくらいの期間と費用がかかる？」と相談したところ、「費用は 20万円くらいで期間は１カ月から１カ月半だね」と言われてびっくりしました。アメリカやシンガポール、香港なら、費用は１万～２万円で数日あれば可能だからです。しかも日本では他にもさまざまな手続きが必要です。手続きを簡素化してスピードアップしなければ、一人当たりの GDPは増えないのではと私は考えています。
米ドル建てで、もう１本選ぶとすれば「 SPY（ SPDR S& P 500 ETF）」がいいでしょう。アメリカの代表的な株価指数である S& Pに値動きが連動する ETFです。 途上国株式の米ドル建て ETFでおすすめは「 VWO（バンガード FTSEエマージング・マーケッツ ETF）」です。
高配当株投資に気をつけたほうがいい理由をさらに理解していただくために、シャープレシオ（ Sharpe Ratio）を紹介します。これは投資の初心者でも絶対に知っておくべき指標です。
シャープレシオは数値が大きいほど、リスクを超えるリターンが得られていることを示します。つまり、シャープレシオを見ることで「効率良くリターンを得られているかどうか」がわかるのです。 シャープレシオの計算式は以下のとおりです。
もう一つの法則は、「大きな波に１回乗るよりも小さな波に 10回乗ったほうが利益を確保しやすくなる」という考え方です。
私が言っている短期投資は「ポジションを長期的（ 1年以上）ではなく、数日から数カ月持つ」という意味です。
初心者の方であれば、まず「チャートの基本のパターン」を覚えましょう。パターンを見るにはさまざまな方法があります。私が好んで使うのは、「MACD」「ストキャスティクス」「ボリンジャーバンド」の３種類です。
貴金属の中でも金は「これからの 30年間で最も有望な資産の一つ」であり、若い人でも年配の人でも、どこの国に住んでいる人でも、持つべき資産です。
金のETFは数多くありますが、出来高（取引量）と純資産総額が大きいETFを選びましょう。ボリュームが小さいと一部の投資家の動向によって価格が動いてしまうリスクがあるからです。 最も出来高が大きいETFは、「IAU（iシェアーズ ゴールド・トラスト）」と「GLD（SPDR ゴールド・シェア）」です。アメリカのニューヨーク証券取引所に上場しており、日本の証券会社でも購入できます。 そしてもう一つは「GDX（ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF）」。これは鉱山会社に投資するETFです。
プラチナに投資するなら、金と同様に ETFがおすすめです。 たとえば、「 PPLT（フィジカル・プラチナム・シェアズ）」という ETFがあります。ただし、出来高は小さいので毎月少しずつ買いましょう。金やプラチナなどと比べると、銀は値動きが激しいものの、これから最も値上がりが期待できます。長期的に素晴らしい投資商品といえるでしょう。
仮に資産の 30％をコモディティで持つなら、金 15％、銀５％、プラチナ５％、ビットコイン５％の割合をおすすめします。ただもちろん、最終的にはご自身で判断してください。
OECDのデータによると、日本の自殺率は過去20年間、世界２～３位で推移しています。 私は日本で自殺がこれだけ多く、社会問題になっていることを知りませんでした。 加えてショックだったのは、2018年のデータで15～34歳の人の死亡原因で最も多いのは自殺であるということです。これはG7の中で日本だけです。
自殺した理由で多いのは「失敗」ではないでしょうか。私も日本に戻ってきて「失敗」できないプレッシャーがとても強いことを感じました。 私は「失敗」を恐れるべきではないと思っています。あなたがもし誰かから「失敗してはいけない」と言われたら、その言葉を信じないでください。失敗を重ねながら学んで、未来の強い社会をつくっていくのです。
世界のお金持ちも不動産には積極的に投資しています。お金持ちが不動産を好きな理由の一つは、価格を頻繁に見る必要がないからです。歴史的に大きな財産を築いた人の多くは、銀行からお金を借りて不動産を買っていることを知ったからです。
戸建てかマンションかで迷う人もいると思いますが、投資として考えるなら戸建てが有利というのが世界的な認識です。
１日１回だけでも構いません。あまり会話したことのない人と話をしてみましょう。職場で日ごろ話をする機会のない人に声をかけてみてはどうでしょうか。10分話してみる。それが難しければ１分でもいいでしょう。 それによって想像力が増して世界が広がり、新しい意見や考え方を知ることができます。これが、私の実践している時間の効率的な使い方で最も簡単な方法です。
【感想】
この本のいいところは、具体的なETFなどの銘柄名を挙げて、お勧めしてくれているところ。周囲に金やプラチナのETFについて詳しい人なんていないから、こういう情報は本当にありがたい。シャープレシオという重要な指標もこの本で初めて知ったし、日本社会は失敗に対して厳しすぎる、新しい考え方をに入れるには、普段あまりしゃべらない人としゃべってみる、など納得させられる意見も多かった。
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かつての私は、心身が解放されるような「自由」はまったくなかったのです。まさに、「安心」を確保するために、「自由」であることを犠牲にしていました。リッチマインドはお金のために自分が奴隷のように働くのではなく、自分が「安心」と「自由」を得るために、お金を奴隷のように働かせている、と考えるのです。
たとえば、私は不動産に投資をしています。このお金は、何ひとつ文句を言うこともなく、私のために 24時間３６５日働き続けてくれています。 つまり、お金という、実はそれ自体には価値がないものを、本当に価値のあるものを得るために使っている。プアマインドは「お金のために働く」、リッチマインドは「お金を働かせることで、安心も得て、自由も得ている」と胸に刻んでください。
断言します。家を買って、ローンを組んだら………即、奴隷です！ それなのに、日本人は「一国一城の主」になって一人前という、親の代からの「呪いのテープ」が頭の中で回っている人が多い。
リッチマインドの人は、収入にはこだわらない。「手元に残って、収入を生み出してくれる資産」のほうに注目するということです。
正確には「好き」というわけではありませんが、リッチマインドを持ったお金持ちほど、進んで借金をしています。 いったい、なぜでしょう？ 答えは、簡単です。実は、世の中には「いい借金」と「悪い借金」があるのです。悪い借金は自分で返す借金。いい借金は他人が返してくれる借金。簡単ですね。 リッチマインドの人は、この「いい借金」を積極的にして、家賃や利子、配当などで資産を増やしているのです。 「悪い負債」は抱えてはいけない。でも、「いい負債」は、抱えてもＯＫなんです。
資産：あなたのポケットに現金を入れるもの。 負債：あなたのポケットから現金を出すもの。
いったい何があなたの行動を決めているのか。 ズバリ言えば、それは「潜在意識」です。 あなたの脳の中に、「こんなことをしてはいけない」というプログラムが潜在意識の中に埋め込まれているんです。自分で「考えて行動している」と思っているかもしれませんが、それは間違いです。 あなたの行動の95％以上は「自動運転」です。
人間は６歳までは皆、脳が全開放状態です。 つまり、情報を選別する能力はまだありません。自分が、６歳までに確立したフィルターに支配されていると認識した人だけが、脳内奴隷状態から自由を手にすることができるのです。
テープの存在に気がついて、「あっ、そうだったんだ」となって、はじめて、それを書き換えるための行動に移ることができます。 存在に気がつかなければ、テープを書き換えて、自動再生から手動に変更することは不可能。でも、存在に気がつきさえすれば、手は打てるのです。
「世の中に思考エネルギーを放出すると、世の中のエネルギーがその思考が達成されるように再整理される」
自分の「潜在意識」を書き換えて、収入をアップさせるもっとも有効で手っ取り早い方法。 それは、「他人によってテープを書き換えてもらう」という方法です。 やることは簡単。 自分の収入の２倍の人を５人見つけて、その人たちの周りにいる。
「ジャンク・イン、ジャンク・アウト」という言葉をご存知でしょうか。 これは、「悪い情報を得れば、悪い結果しか出ない」という意味です。
私は、以下の４つのインデックスファンド（非上場の投資信託）に振り分けて投資することをお勧めします（なお、為替変動リスクは考慮しておりません）。
・30％は米国株関連 たとえば、ダウ・ジョーンズ工業株価に連動するファンド
・55％は国債関連 たとえば、米国債を含む先進国の債券価格に連動するファンド
・10％は金関連 たとえば、国内の取引所の金価格に連動するファンド
・５％は商品取引関連 たとえば、世界の商品価格に連動するファンド
父親には確固たる哲学がありました。 見栄や世間体のためには、一切お金を使わないというポリシーです。 これがまさに、リッチマインドの考え方です。 生活は貧しいけれど、豊かな投資をしていたといえます。
私が父親から学んだ一番大切なことは、「世の中で唯一、減価償却しない財産は〝自分〟である」ということです。
【感想】
投資について書かれた本ではあるが、最後の一節の「世の中で唯一、減価償却しない財産は自分である」など人生そのものに当てはまる教訓も含まれていて、読んでよかったと思える1冊だった。お金は働かせるもの！というマイノリティな考え方も自分の中に定着させていきたい。長い年月をかけて自分の中に書き込まれたテープを書き換える大切さの話も心に刺さった。
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