2021年02月12日
君にはもうそんなことをしている時間は残されていない
1分遅刻と1時間遅刻では、どちらの罪が重いだろうか。 1分遅刻のほうがはるかに罪は重い。 1時間遅刻というのは 交通の事情などやむを得ない理由によるものが多いのに対し、 1分遅刻というのは 相手を軽く見ていた証拠だ。 待ち合わせの約束をした相手のことよりも、 つい自分の都合を優先したことが1分遅刻の本質である。 率直に申し上げて、惰眠を貪ったことが1分遅刻の真因である。 時間というのは、誰にとっても命の断片だ。 人はこの世に生まれてから、 誰もが時計の秒針と共に死に向かって生きている。 そして唯一、時間だけは全人類に平等に与えられている。 ビル・ゲイツも ウォーレン・バフェットも 孫正義も 君も 私も 平等に、1日24時間が与えられている。惰眠を貪ったことで1分遅刻した犯人は、 相手の命を軽く見ていたことに他ならない。 1分遅刻した人は、たとえ現行の法で裁かれなくても、立派な犯罪者なのだ。 1分遅刻しないのはもちろん、1分遅刻する人に近づくのをやめよう。 「たかが5分くらい」と逆ギレする人とは、金輪際関わらないことだ。
人生は好きなことをするために与えられている。そのためにはまず自分の好きなことに対してすなおになることだ。好き嫌いを迷っている時間はない。好きなことは考えるものではなくて、感じるものだからだ。考え込むと時間がかかるが、感じるのはゼロ秒だ。「じっくり検討した結果、好きなようなので付き合ってください」「じっくり検討した結果、嫌いなので別れてください」そんな人生を送って何が楽しいのだろうか。本当は好き嫌いなんて一瞬で決まっている。好き嫌いに素直に従うと、大好きな人にだけ囲まれる人生になる。
「この人は私と結婚する相手にふさわしいかどうか・・・」「俺には本当にこの人でいいのだろうか…」この際はっきりさせておこう。1秒迷ったらその人は運命の人じゃない。順番が逆なのだ。運命の人は結婚するかどうか迷わない。結婚したいという思いは決まっていて、どうやって結婚しようかを迷うのだ。
準備ばかりしていると、準備それ自体が快感になって本番を迎えることなく人生は終わってしまう。多くの作家たちの書籍や記事を丹念に読み込んでいるとあることに気付かされた。作家になるまでは猛烈にインプットばかりしていたが、ある瞬間から突如アウトプットにシフトしていた。読書のペースを落とした瞬間、作家になれたというわけだ。
「あの人にお礼を言い忘れたけど、今更言えない」あなたの人生でそんな人は何人かいるはずだ。お礼を言いそびれた人全てにお礼を伝えておくと、その瞬間から人生が一変する。「今更」という照れ臭いハードルを越えたことによって、あなたのこれからの人生全てに感謝できるようになるからだ。
【感想】
大好きな千田琢哉さんの本の中でも、特に何度も読み返している1冊。まず、タイトルからメッセージ性が強い。日々の作業が単調になってきて、人は常に「死」へ向かって着実に突き進んでいるという当たり前の事実を忘れがちな時にこの本を読み返すと、気持ちが引き締まる。好き嫌いは一瞬で決まる、運命の人は出会った瞬間迷わない。自分の感情、本能に素直になることが大切だというのもこの本を読んで改めて強く思った。
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